ぷらっとトラバース 第7座

高宕山

( たかごやま) 330m 関東百名山
千葉県君津市、富津市
印象に残る山頂付近の観音像と岩場
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 高宕山山頂)

登山記録

登山日 2015年2月15日(日)
天気 晴れ
駐車場 高宕山第一トンネル手前駐車場
コース 登山: 高宕山第一トンネル(12:10)⇒石射太郎山(12:25)⇒高宕観音(12:55)⇒高宕山(13:10) / 60分
下山: 高宕山(13:15)⇒高宕山第一トンネル(14:05) / 50分
next 三浦・房総の山々はこれで踏破完了!ホテル静養園の温泉入浴後帰宅。
日をあらためて、高尾山へ。

写真 高宕山第一トンネル⇒石射太郎山⇒高宕観音⇒高宕山

駐車場への道

高宕山への登山口は高宕山第一トンネルという所から。そこまでは細い林道を(車で)進む必要がある。林道の入口自体が分かりにくいが、この道標の石射太郎方面へ行けばよい。

高宕山第一トンネル : 標高 127m

林道の終点が高宕山第一トンネルだ。トンネルは開通はしているが、車での通行は禁止になっている。この手前が駐車場になっている。右側の階段が登山道の入口だ。

階段

しばらくは階段を上る。きちんと整備されているので危険な箇所はない。

分岐

10分ほど登るとこの分岐に着く。ここまで道標はずっと「石射太郎山」であったが、はじめて高宕山の道標現れた。ここは当然左の高宕山方面へ向かう。

石射太郎山 : 標高 240m

分岐からすぐ、写真の解説板と、山小屋風の廃屋・ベンチのあるあたりが石射太郎山である。道標には(この後も)多数名前が出てくる石射太郎山であるが、どこが山頂なのかよく分からずじまいであった。(後で調べたところ、この解説板の裏側が山頂のようである)

道標

高宕山へはその先を進む。何箇所か迷いそうな箇所もあるが、そういう箇所には必ず道標があるので、それに従って進めばよい。写真の箇所では、右に下っていく。その先は稜線っぽい道を20分ほど進むと、

階段!

なかなか強烈そうな石段だ!しかも、その手前の両脇には、なにやら怖い像が立っている。。(狛犬と阿吽力士像とのこと)この階段を上っていくと、、

仏塔

左手に洞窟のような箇所がある。仏塔とのことであるが、それほど大きくはない。

高宕観音お堂 : 標高 257m

100段以上ある石段を登りきると、お堂に到着。ここは、源頼朝が戦勝祈願した所らしい。

天空の岩

お堂のすぐ裏にあるのが、この天空の岩。高宕山山頂へは、この岩に開いた穴をくぐっていかねばならない。狭くて、人1人通るのがやっとの大きさ。しかも階段を上りつつ穴をくぐるのである。

分岐

この先いくつか分岐がある。意外と間違いやすい(というか、下山時に間違ってしまった。。。)ので、道標には注意して進もう。

階段1

その先は階段が続く。結構急な物やすべりやすい物もある。必ずロープがあるので、危険だと判断したらロープを持とう。

階段2

階段というかは岩場に近い。ここはすべりやすいのでロープを持つのがよいだろう。

最後の階段

山頂が分かりにくい。ちょっと迷って、この周辺をうろうろしてしまったが、道を進んで背中側にあるこの階段を登ったところが山頂だ。

高宕山山頂 : 標高 330m

階段を登った狭いスペースが山頂だ。写真は山頂の一角にある岩場に立つ、高宕山の標識。ちなみに、この南に315メートルの地点があり、そこが高宕山山頂だとする説もあるそうだ。。

山頂に鉄釜?

山頂は狭く10人ほど入るのが限界だろう。。鉄釜は、頼朝が煮炊きをした物だとか、雨乞い釜だとかの説があるらしい。

展望

山頂からの展望。

午後1時過ぎでだいぶ霞んではいるが、房総の奥深くにいることを実感できる景色だ。右端の方の高原状のところがマザー牧場。天気が良ければ富士山まで見えるらしい。

下山は、来た道を戻る。いくつか分岐があるので、道標に従うこと。


感想

山頂付近の高宕観音と、その後に連続する岩場は結構インパクトがあります。が、、たどり着いた山頂は狭くて少々拍子抜け。。山頂は房総の中心部にあり、深山の趣があります。

本日4座目。全て房総の低山とはいえ、さすがに疲れました。

参考情報

高宕山第一トンネルへの道は非常に分かりにくいですが、関東ふれあいの道 石射太郎の看板を目印にたどってください。トンネルは通行止めになっており、その手前が駐車場です。トンネルの手前右側に登山口があります。

山頂付近は、岩場が続きます。ロープ、鎖、階段も整備されており、それらを頼りに慎重に進めば問題はないでしょう。

下山後のホテル静養園は、少し古い建物ではありましたが、温泉の質は非常によく、疲れが取れました。