登山記録
登山日 | 2015年7月19日(日) |
天気 | 晴れのち曇り |
駐車場 | 二荒山神社駐車場 |
コース |
登山:二荒山神社(6:00)⇒四合目(6:45)⇒(7:35)七合目(7:45)⇒男体山(8:50) / 170分 |
下山: 男体山(9:20)⇒八合目(9:45)⇒二荒山神社(11:25) / 125分 |
next | 翌日鬼怒沼山へ。 |
写真 二荒山神社よりひたすら登って男体山へ
日光二荒山神社中宮祠(標高: 1,283m)
男体山への登りは、日光中禅寺湖のほとり二荒山神社よりスタート。二荒山神社は何箇所かあり、正式にはここは日光二荒山神社中宮祠というらしい。朝の6時開門なので、軽く準備運動をしながら開門を待つ。実際には5分ほど早く開門した。
二荒山境内
拝観料の500円を払いっておまもりをいただき、名簿に名前・住所・下山口を記入。いわゆる登山届けだと思えばよい。鳥居の下で安全をお祈りして登山開始。
一合目
鳥居をくぐると、すぐに急な石段・階段。しばらく登ったところが一合目。最初からいきなり急な登り。朝一からこの登りはキツイが、この坂がが山頂まで続くと思って大きな間違いではない。
三合目(標高: 1,551m)
途中木の根や倒木もあるが、基本的にはよく整備された登山道だ。30分弱登ればこの大きな看板の場所に出る。ここが三合目で、四合目までは舗装された林道を歩く。下山時に間違わないように、よく目立つ看板が立てられているようだ。(二合目の道識はどこにあったのか気づかなかった・・・)
四合目(標高: 1,677m)
何度もカーブしながら林道を登る。舗装道路なので歩きやすいが、意外と長く20分近く歩くと、鳥居と登山道入口の看板の場所に着く。ここが四合目だ。ここから山頂まではひたすら登りが続くので、覚悟しておくように。
岩
三合目までとは異なり、次第に登山道に岩が出てくる。多少歩きにくくはなるが、この時点では危険な岩は無い。
中禅寺湖
五合目を過ぎ、ふと振り返ると、樹林の間から眼下に中禅寺湖が見え始める。多少雲も出てきたが、この先期待の展望も期待が持てそうだ!
六合目
大きな岩の壁のような箇所が出現。そこを登りきったところが六合目である。この標識は小さく足元にあり少し分かりにくいが、ここから先が岩がごろごろした急登となる。
八合目
瀧尾神社のある八合目に到着。相変わらずの岩場であるが、少し広くなっており休憩も取りやすい。眼下には中禅寺湖の眺めが素晴らしい。
ちなみに、七合目と八合目の間で、早くも下山する人とすれ違った。
急登終了
八合目から5分ほど登ると、ようやく傾斜が緩くなってくる。土嚢が敷き詰められた道を登る。緩い登りではあるが、疲労の蓄積と、空気が薄くなってくるため、結構しんどかった。足が止まりそうになるが、気力で登り続ける!標準タイムを保つのがやっとの状態。まだまだ鍛錬が足りない!
最後の登り
九合目を過ぎると樹林帯を抜け、赤茶けた砂礫の最後の登りとなる。傾斜は大きくは無いが、段差の大きい木段があり登りづらい。(田中陽希さんがほえたのはこのあたり。結構山頂に近い所だったんですね。。)
到着!
やがて鳥居が現れる。登山完了!と喜びたいところだが、ガスが・・・
日光二荒山神社奥社
山頂にはそれほど大きくは無いが、いろいろなものがある。まずは、二荒山神社奥社。
御神像「二荒山大神」
奥社の左手にあるのが御神像。右手に鉾、左手に竹刀(?)を持った御神像。
展望図
晴れたらこんなに見えるんだなぁ。。。晴れた日には北アルプスまで見えるらしいが、今は中禅寺湖さえ見えない。火口さえも見えない。朝の晴天は何だったのか???
あれが山頂
奥社の右手に向かうと鳥居があり、その奥の岩場が一番高いところだ。
山頂!(標高:2,486m)
岩の上には大きな刀が立っており、ここが山頂、標高2,486メートル!以前立っていた刀は2012年に折れたらしいが、再度立てられたのだそうだ。ちなみに、重さは100キロもあるとか。
三角点(標高:2,484m)
刀の少し置くにこの三角点がある。先ほどの刀の地点が山頂とされている。この三角点はそこより2メートル低い。
ちなみに、山頂に「男体山山頂」なぞと書かれた看板は無い。何人かの方が、「どこが山頂なんでしょうね?」「神社だから俗っぽい看板はないんでしょうかね?」とおっしゃっていました。。
周りは何も見えなかった男体山山頂をパノラマ写真でどうぞ!?
写真 下山
八合目付近
ガスガスの山頂を後にして下山。八合目あたりまで降りてくると、ガスはなくなり、眼下に中禅寺湖がきれいに見えた。ガスが出ていたのは山頂付近のごく一部だけ。展望という点では残念な登山になった。少し降りると、登山時にすれ違った人にまた出会った。「2回目登って来ましたよ~」と明るく元気に挨拶してくれました。俺の倍近いスピードで登っている。「あの男、只者では無い!!」25歳ぐらいかな?好感の持てる青年でした!
戦場ヶ原より
下山後、戦場ヶ原までドライブ。そこより男体山を振り返ると、ちゃんと山頂まで晴れているではないか・・・午後から激しい雨という予報だったので、早めに下山したのだが。。。正直悔しい・・・
感想
標高差1,200メートルをひたすら登ります。途中は山小屋などはありません。休憩に適したスペースもありません。ただ、ひたすら登ります。これは肉体・精神修行なのです!?
私の持っているガイドブックによると、「晴れた日には上州、尾瀬の山々、遠く富士山や北アルプスなど360度見渡せる」との事なのですが、残念ながら全く何も見えませんでした。晴れていれば、満足度の星が4つだったことは間違いありません。
参考情報
駐車場は二荒山神社の境内にあります。また、その下の国道120号沿いにも無料の駐車スペースがあります。
岩場は、本格的な三点支持が必要になるようなところはありませんが、大きな岩も多いので注意が必要です。
六合目から八合目までが最も傾斜がきついです。その先はやや傾斜緩みますが、山頂付近の砂礫は歩きにくく、意外とてこずりました。
北側の志津乗越からのコースもあり、そちらのほうが楽なようですが、正式な駐車場はないらしく、マイカーはあまりお勧めできません。