ぷらっとトラバース 第54座

至仏山

( しぶつさん) 2,228m 関東百名山 日本百名山
群馬県みなかみ町、利根郡片品村
尾瀬の南西にたたずむ花と岩の山
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 至仏山山頂にて)

登山記録

登山日 2015年9月13日(日)
天気 晴れ
駐車場 尾瀬戸倉駐車場より、バスで鳩待峠へ。
コース 登山: 鳩待峠(5:30)⇒(6:10)山ノ鼻(6:20)⇒至仏山(8:00) / 2時間30分 (CT: 4時間0分)
下山: 至仏山頂(8:20)⇒小至山(8:45)⇒オヤマ沢田代(9:00) / 40分 (CT 55分)
next オヤマ沢田代から縦走で笠ヶ岳へ!

写真 鳩待峠より尾瀬ヶ原山ノ鼻を経て至仏山へ。

鳩待峠 (標高: 1,591m)

尾瀬・至仏山への入口は、この鳩待峠が一番便利。駐車場が狭く、そこへの道も狭いことからマイカーの乗り入れは禁止。麓の尾瀬戸倉というところから、バス・乗合タクシーを利用する。

尾瀬ヶ原への道

尾瀬ヶ原へは、こういったよく整備された階段や木道を歩く。危険な箇所は皆無。ハイキング感覚で尾瀬ヶ原まで歩いて行く。

至仏山遠望

途中至仏山が見える。まだまだ遠いが、きれいに見えてワクワクする。天気予報はあまり良くなかったが、今日もいい天気もよくなった!雲も綺麗。

山ノ鼻 (標高: 1,410m)

最初は階段もあるものの、後半はもっぱら木道のほぼ平な道を進む。やがて山小屋等の建物が現れる。ここが山ノ鼻という尾瀬ヶ原南西の端である。の先の分岐を左に入り至仏山へと向かう。

尾瀬ヶ原&至仏山(&・・・)

尾瀬ヶ原の南西の端。それでもこれだけの広さがある。その奥に至仏山がそびえる。(左側が至仏山のピークだと思うのだが・・・)

至仏山登山口

山ノ鼻の先に至仏山の登山口がある。ここは植生保護、および安全のため上り専用となっている。

山ノ鼻付近から至仏山~燧ケ岳のパノラマをお楽しみください。
山ノ鼻付近から至仏山~燧ケ岳のパノラマをお楽しみください。

階段

至仏山への上りは、まずはこういう階段から。先日の大雨のため、ところどころ道は水であふれている。

尾瀬ヶ原&燧ケ岳

やがて森林限界を超えると、急に展望が開ける。後ろを振り返ると、眼下には尾瀬ヶ原、そしてその正面奥には燧ケ岳がどっしりと座っている。

蛇紋岩の上り

この黄~茶色っぽい岩が蛇紋岩と呼ばれる岩。雨に関係なく滑りやすいので要注意。

中間地点

森林限界を超え、少し上るとこの中間点。正直、結構登って来たと思っていたのだが、まだ半分とは、結構きつい登りだ。。

鎖場

そして鎖場もある。急な壁ではないが、岩自体が滑りやすいので要注意。

最後の登り

岩と階段の急登を登りきると、視界が開ける。山頂到着!?かと思ったが、もう少し先だった。しかし、もう山頂は目の前で傾斜もゆるい。山頂へのワクワク感がたまらない!

至仏山山頂 (標高: 2,228m)

そして、至仏山山頂、標高2,228メートルに到着!コースタイム3時間の所を、山野は1時間40分で登り切った!が、グレートトラバースの田中陽希さんは、ここを1時間で登ったらしい。やっぱりあの男只者ではない!!

尾瀬ヶ原&燧ケ岳

振り返ると、やっぱり尾瀬ヶ原と燧ケ岳が美しい。少し雲が出てきたが、遠くの山まで良く見えており、大パノラマが堪能できた!

至仏山山頂からの大パノラマをお楽しみください。
至仏山山頂からの大パノラマをお楽しみください。

写真 至仏山山頂からオヤマ沢田代まで下山

至仏山を振り返る

山頂からのパノラマを十分に楽しんで下山開始。少し下ったところから至仏山を振り返る。山ノ鼻からの印象とは異なり、岩がごつごつした山だったことが分かる。

小至仏山への稜線

前方は小至仏山方面へ延びる稜線。まだ緑が綺麗だ。こういう稜線は山野の好みである。
左のピークが小至仏山。右の整ったピークが、この後に向かう笠ヶ岳。そして正面奥が、昨日登った武尊山。昨日とは全く反対方向からの写真。

小至仏山山頂 (標高: 2,162m)

至仏山から下山を開始して、30分弱ほどで小至仏山に到着。この前後は、蛇紋岩がゴツゴツむき出して、非常に滑りやすくなっているので要注意!実際、山野の目の前で足を滑らせた人が・・・

急降下

小至仏山を過ぎると、あとは稜線の道を急降下。階段が設置されてあるので安心しておりることができる。ここも見晴らしがよくて気持ちいいね。

秋の気配

きれいな草原だが、ところどころ黄色・赤色に変色しつつあり、秋の気配を感じさせる。時折、太陽が隠れて風が吹くと、かなり寒かった。

オヤマ沢田代

稜線を下りた所がオヤマ沢田代という所。まっすぐ進むと鳩待峠に戻ることができるが、右折して笠ヶ岳に立ち寄る。笠ヶ岳も関東百名山なのである。

最後に、尾瀬・至仏山で見つけた花々です。
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感想

天気予報では午後から雨という予報だったのですが、朝は快晴、だんだん雲が出てきましたが、何とか山頂から素晴らしい展望を拝むことができました!

尾瀬ヶ原は、本当に隅の方を通っただけですが、それでも湿原独特の開放感お花を楽しむことができました。やっぱり、尾瀬は素晴らしい観光地ですね!

参考情報

鳩待峠へはマイカー規制が敷かれています。麓の尾瀬戸倉からバスや乗合タクシーが出ていますので、それを利用して峠まで向かいます。

至仏山は蛇紋岩という滑りやすい岩でできています。上り下りには十分に注意して歩きましょう。(実際に、山野の目の前で足を滑らせて転倒した方がいらっしゃいました。大事には至りませんでしたが気をつけましょうね!山ノ鼻から至仏山山頂までは岩と階段の急登が連続します。さらに鎖場もある危険なコースですので、初心者のみでの入山は控えた方がよいと思います。