ぷらっとトラバース 第59座

仙ノ倉山

( せんのくらやま) 2,026m 関東百名山 日本二百名山
群馬県みなかみ町、新潟県湯沢町
平標山からの美しい稜線
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 平標山~仙ノ倉山の稜線を望む)

登山記録

登山日 2015年9月21日(月)
天気 晴れbut山頂は曇り
駐車場 平標登山口駐車場
コース 登山: 平標登山口(6:15)⇒(8:00)平標山ノ家(8:10)⇒平標山(8:45)⇒仙ノ倉山(9:30) / 3時間15分(CT 4時間10分)
下山: 仙ノ倉山(10:00)⇒平標山(10:35)⇒松手山(11:30)⇒二居(13:10) / 3時間10分 (CT 3時間50分)
next 2週間後白砂山へ。

写真 平標登山口より平標山を経て仙ノ倉山へ

平標登山口 (標高: 975m)

仙ノ倉山へは、西側の平標山を経由して登るのが一般的なコース。火打峠の近く、国道17号線沿いに大きな平標登山口駐車場があり、その奥が平標登山口となっている。

分岐

登山口を進むと、すぐにこの分岐が現れる。平標山へは松手山を経由する直登に近いコースと、南の平標山ノ家を経由するコースとがある。どちらも、所要時間は大きく変わらない。今回は、後者を上りに、前者を下りに使うこととする。

林道

平標山ノ家を経由するコースは、最初は林の中の道を進むが、やがて林道の道となる。途中にゲートがあり、車はここまで。人間はこの脇をすりぬけて先に進んでよし。林道はゆるい登りの道。

平元新道登山口 (標高: 1,190m)

1時間ほどで、この平元新道登山口に到着。なんかいろんな看板がある。「高山植物・昆虫採取禁止!」は分かる。ちょっと変わったところで「トレールランニング自粛」「ペットの入山自粛」。変なのは「美しい自然を壊す戦争に反対」。こういう場所に政治的な主張を持ち込むのはやめて頂きたい。

平元新道

平元新道は、ほぼずーっと階段の急登。腰を下ろすのに適当な場所もなく、1時間ほど森の中の階段をひたすら登り続けるしかない。

平標山ノ家 (標高: 1,650m)

やがて階段も終わり傾斜が緩やかになると、急に開けて、平標山ノ家に到着。ここは稜線の上であると同時に、森林限界を超えた所でもあり、非常に眺めが良い。写真の後ろに見えるのが平標山

仙ノ倉山

そして、本日の目的地の仙ノ倉山も正面に高くそびえる。裾野が大きくひろがるおおらかな山だ。平標山から仙ノ倉山までは稜線がつながっている。その様子は、次のパノラマ写真で。

平標山ノ家から平標山・仙ノ倉山の稜線をご覧下さい
平標山ノ家から平標山・仙ノ倉山の稜線をご覧下さい

平標山への登り

平標山への登りもそれなりの急登が続く。階段も多いが、森林限界を超えた高原状の道を歩くのはとても気持ちが良い。上部はもう紅葉も真っ盛り。ただ、この上のガスが気になる。。。

湿原?

ガイドブックにはこのあたり「湿原あり」とある。水は確認できなかったが、ここが湿原と思われる。ここももう紅葉が始まっている。夏には花も咲き乱れるのだろうか?

平標山山頂 (標高: 1,984m)

そして、平標山山頂到着!なのだが、、、またしてもガスガス。。。せっかくのシルバーウィークの登山が、3日連続山頂がガスガスというのは少々気が滅入る。。。が、気を取り直して仙ノ倉山へ。

仙ノ倉山への稜線

ガスってはっきり見えないがなだらなか稜線が広がる。もう完全に秋の雰囲気であるが、夏は、緑豊かで、高山植物が咲き乱れる場所だと想像される。

紅葉

なかなか晴れてくれないが、時折ガスが薄くなった時はキレイな紅葉が姿を現してくれた。個人的には、赤一色よりも、こんな感じで緑の混じった紅葉の方が、より赤が際立って美しいと感じる。

仙ノ倉山山頂 (標高: 2,026m)

平標山から仙ノ倉山の道は、木道や階段稜線上をゆるやかにアップダウンを繰り返す。ピークを1つ超えて最後に階段を登りきると、仙ノ倉山山頂、標高2,026メートルに到着!分厚い雲でもないが、なかなか晴れてくれない。30分ほど山頂にいたが、晴れたのはほんの一瞬。本当は360度の大パノラマなのだそうだが、残念ながら、パノラマを楽しむことなく下山することにする。平標山までは来た道を戻り、その先は松手山へと下る。

平標山から松手山への下山道での風景をお楽しみください
平標山から松手山への下山道での風景をお楽しみください 平標山から松手山への下山道での風景をお楽しみください 平標山から松手山への下山道での風景をお楽しみください 平標山から松手山への下山道での風景をお楽しみください 平標山から松手山への下山道での風景をお楽しみください

松手山

平標山からの下りは次第にガスも晴れ、紅葉も含めて、きれいな尾根伝いの道を気持ちよく下りることができ。やがて、森林限界の終わる辺りにあるピークが松手山この先、急登を下れば、スタート地点平標登山口駐車場に戻るはずだったのだが、、、。
何を血迷ったのか、この写真奥の二居の方に下りてしまった。さらに悪いことに、この手前で地図を紛失してしまい、この下山道が2つあることも分かっていなかった。

二居 (標高: 810m)

途中で何かおかしいことに気づきつつも、道に明確な踏み後はあったため、結局、そのまま下りてしまったのである。下山したところが、平標登山口の北約3キロほどの二居という所。幸いバスがあったため、簡単に戻ることはできたが、危ない体験であった。

感想

シルバーウィーク3日連続登山は、3日とも、山頂はガスということになってしまいました。ただし、この日は、平標山ノ家のあたりや、平標山からの下山道では、美しい山の景色を楽しむことができました。

晴れていれば、平標山から仙ノ倉山への美しい稜線や、夏であれば高山植物も楽しめるようですので、また訪れたいと思っています。

参考情報

駐車場は50台以上は駐車できる大きな駐車場です。1日600円ですが、トイレもあり、すぐ裏が平標登山口となっており便利です。

特に危険な箇所はありませんが、平標山から松手山までは、ガレた箇所もありますので、少し注意が必要です。