ぷらっとトラバース 第60座

白砂山

( しらすなやま) 2,140m 関東百名山 日本二百名山
群馬県吾妻郡中之条町、長野県下水内郡栄村、新潟県南魚沼郡湯沢町
展望の良い稜線の先に堂々と聳える山
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 堂岩山付近から望む白砂山)

登山記録

登山日 2015年10月3日(土)
天気 快晴
駐車場 白砂山登山口駐車場
コース 登山: 白砂山登山口(7:45)⇒地蔵峠(8:10)⇒(9:25)堂岩山(9:30)⇒猟師の頭(9:50)⇒白砂山(10.30) / 2時間45分(CT 4時間00分)
下山: 白砂山(11:00)⇒堂岩山(12:00)⇒地蔵峠(13:00)⇒白砂山登山口(13:25) / 2時間25分 (CT 3時間10分)
next 車で移動し草津白根山

写真 白砂山登山口より白砂山山頂へ

白砂山登山口 (標高: 1,525m)

国道405号線の終点、野反湖のバス停の周りが駐車場になっており、その裏が白砂山登山口になっている。朝からいい天気で、久しぶりの大展望への期待が高まる。

ハンノ木沢 (標高: 1,500m)

最初は少々階段を登るが、その後は下りの道となり、たどり着くのがこのハンノ木沢。白砂山へは、木の橋を渡る。

地蔵峠 (標高: 1,665m)

歩きやすい道を登ると、すぐにこの地蔵峠に着く。右手前から登ってきた所で、白砂山へは(標識が隠れているが)左奥を進む。

登り道

しばらくは、こういった林の中の道を進む。木の根などはあるが、道は明確で、歩きやすい登山道である。地図には地蔵山という名前があるが、どこが山頂なのかは全く分からなかった。

野反湖見晴台 (標高: 1,860m)

軽いアップダウンを繰り返しながら進むと、左側に水場という道標が立っている。その道標の反対側が見晴台になっており、野反湖の景色を楽しむことができる。右が草津白根山、左が浅間山と思われる。山頂はまだまだ遠いが素晴らしい景色だ。

堂岩山 (標高: 2,051m)

ひと登りで堂岩山に到着。最初の目標地点であったが、展望も無く、地味な山頂であった。が、少し先に進むと、、、

稜線

、、、急にこの絶景に出る!中央奥が目指す白砂山。そこへの稜線が美しい。紅葉も美しい。天気も快晴で、山頂前だけど、もう充分に満足!

猟師の頭 (標高: 2,042m)

堂岩山からはいったん下る。下りきった辺りに、のように水がたまったところがあるが、その脇を通って回避。登り返したところが、この猟師の頭

紅葉

猟師の頭からの眺めも良い。この稜線歩きは本当に気持ちよくて、最高の気分だ。ふと振り返ると、紅葉がとても綺麗だった。何から何まで最高の登山日和だ!

最後の登り

猟師の頭からいったん下り、白砂山への最後の登りは、ヤブの急登。稜線上の道は、笹を刈ってあったようだが、ここはまだ残ったまま。道ははっきりと見えるので問題は無いが、長い道を登って来た後の最後の登りとしては少々つらい。

もう一息

笹の急登を登りきって、山頂到着!!と思ったら、本当の山頂はもう少し先。

白砂山山頂 (標高: 2,140m)

そして、白砂山山頂、標高2,140メートルに到着!結構長い道のりだったが、堂岩山からの稜線歩きは非常に充実した道であった。そして、山頂で待っているのは、大パノラマ

南側のパノラマです。富士山を探せ!
南側のパノラマです。富士山を探せ!

北側のパノラマです。一番左の奥が北アルプス!
北側のパノラマです。一番左の奥が北アルプス!

富士山

富士山が頭を出している。こんなに遠方から見えるなんて、なんて素晴らしい日なんだろう!

槍ヶ岳&小槍!?

左の山は横手山。そしてその右側はるか奥ににちょこっと突き出したのが、槍ヶ岳に違いない!そして、写真を拡大して初めてわかったが、よく見ると右側にかわいらしく突き出た小槍まで写っている!とにかく素晴らしい天気だった!

野反湖

山頂からの景色が素晴らしすぎて、なかなか去りがたかったが、30分間大パノラマを満喫して来た道を下山。
下山後は、次の草津白根山に向かう途中で、野反湖の南端の野反峠休憩舎に立ち寄った。ここからの野反湖の眺めは、日本離れした(カナディアンロッキーにも似た)素晴らしい景色だ。この辺りは、夏は花の名所でもあるのだそうだ。

感想

快晴の山頂からは、富士山・北アルプスまで360度の大パノラマを楽しむことができました。

美しい稜線と紅葉、そしてその先に堂々と聳える白砂山と、魅力たっぷりの山でした。

参考情報

国道405号線の終点が野反湖バス停となっており、そこが広い無料駐車場にもなっています。その脇が白砂山登山口、向かいにはトイレ・売店もあり、非常に便利な登山口です。

最後の白砂山の登りの直前に、ちょとした岩場がありますが、ここは初心者でも問題はありません。稜線上の道は、少しやせた箇所もありますので、少し慎重に歩いた方がよいと思います。その他、ガレ場、木の根などもありますが、特に危険な箇所はありません。登山道も非常に明瞭で、迷う心配もほぼ無いでしょう。