登山記録
登山日 | 2015年10月5日(月) |
天気 | 曇り |
駐車場 | 道の駅みょうぎ下の登山者専用駐車場 |
コース |
登山: 妙義神社大鳥居(8:10)⇒タルワキ沢出合(9:05)⇒タルワキ沢のコル(9:50)⇒相馬岳(10:10) / 2時間0分(CT 2時間35分) |
下山: 相馬岳(10:20)⇒タルワキ沢のコル(10:35)⇒タルワキ沢出合(11:10)⇒妙義神社大鳥居(11:45) / 1時間25分 (CT 1時間55分) |
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写真 妙義神社よりタルワキ沢を登って最高峰相馬岳へ
登山者専用駐車場
妙義山に登るための駐車場は、道の駅みょうぎに止めればいいんだと思っていたが、その下に登山者専用の駐車場があるので、そこに止めるようにとの案内があってのでそれに従った。道の駅とはわずかな距離で、階段で繋がっている。(ちなみに、駐車場には山野の車1台であった)
妙義神社大鳥居 (標高: 435m)
道の駅の近くに妙義神社の大きな鳥居があり、そこから登山口となる。鳥居の中央より少し左側に白い大の字が小さく見えている。
妙義山は近年日本一死者の多い山なのだそうだ。最も簡単なコースで最高峰の相馬岳を目指すが、他に登山者がいないのと、前夜の雨のため岩が滑りやすくなっている可能性があるため、緊張しながらの登山となった。
妙義神社
妙義神社への長い階段。この階段を上り、左に入ると登山道となる。安全を祈願して登山開始。
中間道
しばらくは、麓の中間道という道を進む。ここは一般コースで、階段等はあるがそれほど危険な所はない。
第一見晴分岐
まもなく、左側に第一見晴への分岐の標識がある。ちょっとした岩場を通過すると第一見晴。この日はあいにくの天気でよく見えなかったが、晴れていれば妙義山の南方面を見晴らしが良さそうな場所だった。中間道は標識を右側に入る。
大黒の滝
しばらくすると、大黒の滝という滝がある。岩を削り取った窪みを落ちる珍しい滝だ。
第二見晴分岐
やがて第二見晴の分岐の標識が現れる。中間道を左に入り、簡単な鎖場を通過すれば第二見晴。天気が良ければ素晴らしい眺めなのだろうが、この日はよく分からない景色だったため写真は割愛させていただく。
タルワキ沢出合 (標高: 665m)
少し急な階段を超えると、まもなく右側に「タルワキ沢」という小さな標識がある。丸い標識の矢印の方向に登るのがタルワキ沢のコースだ。ボーっと歩いていたら見落としそうな標識だが、初心者が間違って入らないようにあえて分かりにくくしているのかもしれない。
上級コース!
少し入った所に上級コースの看板がある。「ジ・コ・ボ・ウ・シ」を守りましょう!とのことである。
タルワキ沢のコース
タルワキ沢はこういう感じの登りが続く。沢のコースのため両側は山でさえぎられ展望は無い。また、樹林で薄暗く不気味な感じがした。ガレ、岩が続く急登だが、ペンキやピンクリボンのマーキングは豊富にあり、注意していれば道に迷うことは無いと思われる。
第一の鎖場
30分ほど登ったところで、第一の鎖場が出現。大したことないようにも見えるが、この日は雨の後で足場が滑りやすかったため、予想以上に苦戦。特に真ん中の箇所は、足掛も少なく少し難しい。
第二の鎖場
その後すぐに第二の鎖場が現れる。ここは、少し滑りやすいが、急な斜面ではないため、鎖につかまって慎重に歩けば問題ない。
ロープ場
意外に手ごわいのがその後のロープの箇所。一歩目を大きく登らなければならない。足所掛かりも少なく、ロープを頼りに強引に上った。
大きな岩
最後の難関の大きな岩。ここは鎖もロープも無い。上りやすそうな所を探して上る。
タルワキ沢のコル (標高: 1,010m)
これらの難所を突破して、ようやくタルワキ沢のコルにたどり着く。なんとなく危険な雰囲気が続き、精神的に疲れた。。相馬岳へは危険な箇所はないとのことだが、、
足場悪し
結構足場の悪い箇所はある。上りは良いが、下りは結構危険。慎重に進もう。
ナイフリッジ?
ガスのためよく見えないが、何の変哲のない平らな稜線の道も、よく見ると両側は切れ落ちているようだ。。。
相馬岳山頂 (標高: 1,104m)
そして相馬岳山頂に到着!標識に、小さい文字で妙義山山頂1104mと誰かが書いてくれている。。周りは木々に囲まれており、展望の良い箇所ではないが、それにしてもガスで何も見えない。晴れていれば、タルワキ沢のコルの反対側の天狗岳に登れば、展望は良いそうだが、この日はこのまま来た道を戻った。
下山後は、近くの温泉「もじの湯」へ。ここの露天風呂からは妙義山を眺めることができる絶景の湯。が、やっぱり天気は晴れず、、、。このまま帰ろうとし時にようやく。。。
感想
死亡事故件数日本一とも言われる妙義山の最高峰相馬岳に登りました。全山縦走は非常に危険で、クライミングの経験が無いと無理とのことで、相馬岳を登るのに最もやさしいと言われているタルワキ沢コースを登りました。やさしいと言っても他のコースと比較すればの話で、雨の後のこの日は岩が滑りやすく、個人的には剣岳よりも危険と感じました。
天候に恵まれず、登山中はあまり展望を楽しむことはできませんでしたが、晴れれば第一・第二見晴や、天狗岳からは、妙義山の絶景を楽しむことができるそうです。
参考情報
登山者専用の駐車場は道の駅みょうぎの少し下の所にあります。これらの駐車場は階段で繋がっています。トイレは道の駅にあります。
タルワキ沢のコースは、妙義山の中では最も簡単とはいうものの、2箇所の鎖場、1箇所のロープ、その他大きな岩、ガレ場の急登と、気が抜けない登りが続きます。初心者は絶対に足を踏み入れないように。槍ヶ岳、穂高岳ぐらいは登った経験のある人でないと、命を落としかねません。