ぷらっとトラバース 第81座

笠取山

( かさとりやま) 1,953m 関東百名山
埼玉県秩父市、山梨県甲州市
多摩川の水源地に位置する笠形の山頂
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 笠取山山頂からの富士山)

登山記録

登山日 2016年10月15日(土)
天気 晴れ
駐車場 民宿みはらし駐車場
コース 登山: 民宿みはらし(6:25)⇒中島川橋(6:40)⇒黒えんじゅ分岐点(7:50)⇒笠取山(8:30) / 2時間05分(CT 2時間55分)
下山: 笠取山(8:40)⇒黒えんじゅ分岐点(9:05)⇒(和名倉山へ) / 25分 (CT 45分)
next 縦走で和名倉山

山の紹介

笠取山は奥秩父山系の山の一つ。その名の通り、山頂付近は笠の形をした山です。山頂の南側は多摩川の水源となっています。

今回は、和名倉山と日帰り縦走に挑戦。コースタイム13時間40分。下山後、黒えんじゅ分岐点から和名倉山へと向かいます。

写真 中島川橋から笠取山へ

民宿みはらし

笠取山の次に和名倉山へ向かうことを考慮して、民宿みはらしの駐車場を使用させていただきました。民宿のとなりに4台、道の向かいに5台ほど駐車することができます。

中島川口 (標高: 1,350m)

しばらくは舗装された林道沿いの道をあるいて、中川橋、中島川橋という2つの橋を超えると、右手に登山道入口の看板があります。ここを右上に登っていきます。

森の中

しばらくはゆるやかに森の中の道を登ります。広々として気持ちいいですね。

分岐点

やがて分岐点が現れます。ここで大失敗。。。山の高原地図(アプリ)と実際の道が違います。高原地図では右と左に分かれるような分岐になっているため、左側に入ったところ、いつまでたっても平坦な林道。

実際笠取山へは左奥の登り。指導標もよく見るとそうなっているのですが、地図を頼って失敗。20分ほど時間をロスしました。


黒えんじゅ分岐点 (標高: 1,740m)

さらにゆるやかな登りが続いて、ベンチに指導標が現れます。ここが黒えんじゅ分岐点笠取山は左側に。笠取山から下山後は、ここを右に入って山ノ神土・和名倉山へ向かいました。
(ただし、この道は崩落していて、非常に危険でした!)

笠取山遠望

木の間から、笠取山が遠望できます。期待通りの笠の形で、気分が盛り上がります。

渓流を渡る

このあたりは多摩川の水源近く。2つほど、小さな渓流を渡ります。水はとても冷たかった。

分岐

しばらくは平坦な道を歩きますが、2つめの橋を渡ると、分岐が現れます。ここを右に入ると、、、

急登

この先がようやくの本格的な登り。溝になっている部分を歩くのが良さそう。急斜面なのに岩もなく、こういう道は結構登りづらい。

水干尾根

急登も長くは続かず、やがて水干尾根という分岐点。左側は水干という多摩川の源流地点。笠取山へは、右の方向となっていますが、看板の奥にもコースがあって、マーキングもあったため、そちらの道を選択。

岩・根

少しショートカットできる道ですが、、、岩、木の根があって少々登りにくい。しかも急登。特別危険ではありませんがご注意を。

三角点

やがて稜線上に立ち、ちょっとした岩場を越えると、目の前に三角点が。。。

笠取山山頂 (標高: 1,953m)

まさかと思ったら、そこが笠取山山頂でした。笠を見上げながらあの立派な稜線を登るのかと思っていたら、それは反対側のコースでした。ちょっと調査不足。。

富士山

山頂からは南側が開けます。そして、快晴のこの日、まっ正面に富士山どーん!紅葉と富士の景色です。

狭い山頂からは丹沢や南アルプスまでが見渡せるなかなかの展望です。

丹沢~富士山~南アルプス
丹沢~富士山~南アルプス

感想

笠取山というと、笠形の山頂への稜線の写真が有名ですが、このコースではなく反対側だったことを、登頂後知りました。。。下調べは重要ですね。

狭い山頂ですが、南側の展望は良好。特に富士山が真正面にそびえ、素晴らしい景色でした。

参考情報

民宿みはらしの駐車場を利用させていただきました。到着したのは朝6時ころでしたが、おばあちゃんが朝早くから起きていらっしゃいましたので、料金500円を払って、向かい側の駐車場に駐車。

水干尾根の上が木の根と岩のある少し危険な急登。それ以外は、危険な所はありません。
ただし、この先の黒えんじゅから山ノ神土までの林道は崩壊しており、非常に危険でした。山ノ神土に向かい方は、必ず唐松尾山を通過する稜線上のコースを進んでください!