登山記録
登山日 | 2016年11月03日(木) |
天気 | 晴れ |
駐車場 | 留浦駐車場 |
コース |
登山: 親川(7:30)⇒丹波天平(9:10)⇒サオラ峠(9:45)⇒(11:25)前飛龍(11:35)⇒飛龍山(12:30) / 5時間(CT 6時間) |
下山: 飛龍山(12:45)⇒飛龍権現(13:05) |
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山の紹介
飛龍山は、奥秩父~奥多摩の主脈上にある山。飛龍山は山梨県側からの呼び名で、埼玉県側での呼び名が大洞山。日本百名山雲取山の西側にあり、雲取山よりも標高は高いのですが、展望が良くないため訪れる人も少ない山です。この日は祝日にもかかわらず、5時間歩いて2人しか出会いませんでした。
写真 奥多摩湖畔より飛龍山へ
留浦駐車場
以前、
雲取山日帰りのときもお世話になった奥多摩湖畔の留浦の駐車場へ。登山道入口へは、ここより
国道411号線を西へ向かいます。
親川登山口 (標高 550m)
飛龍山への登山口は、バス停親川の少し手前(東側)にあります。駐車場から登山口まで約3.5キロ。35分ほどかかってしまいました。しかし、地味な登山口だなぁ。。
廃屋
少し登ると、廃屋が数件出現。山小屋ではなく、以前は人が住んでいたそうだ。この道を登る人は多くはなさそうだが、登山道は整備されていて問題ない。
後山
少し進んで石垣のある廃屋が現れたら、その先に指導標が出現。ここが後山という場所らしい。この先は少し急登。
丹波天平 (標高: 1,343m)
急登の後はなだらかな森の中の道となり、アンテナのある丹波天平へ。ちなみに、地デジ放送用のアンテナらしい。携帯(ドコモ)はつながらなかった。
紅葉の森
しばらくなだらかな道が続きます。標高1,400~1,500mのこの辺りが紅葉が最も綺麗でした。
サオラ峠 (標高: 1,410m)
三条の湯への分岐点でもあるサオラ峠。
脇に、中川神社という祠があります。中川さんは、この森を守ってきた人なのだそうです。
岩場の急登
三角点のある熊倉山を過ぎると、最初は少し下りますがその先は急登に。しだいに、岩や木の根の絡んだ登りとなります。ここまでで、既に4時間近くの登り。きつかった。
前飛龍 (標高: 1,954m)
岩場を登りきると前飛龍と呼ばれる地点。
南アルプス
そして、西側には雪化粧した南アルプスの峰々も。
飛龍山?
景色を楽しんだら、先に進みます。木々の間から飛龍山らしきピークが見えました。いまいち冴えないなぁ。。
飛龍権現 (標高: 2,000m)
ひと登りで指導標が現れます。ここが飛龍権現。この標識の裏側に登る道が>飛龍山山頂方面です。少し西へ行けば、禿岩という展望の岩があったようなのですが、、下調べが不十分でした。激しく後悔・・・
悪路
飛龍山への道は、なかなかの
悪路です。倒木があったり、道が不明瞭だったりで、
和名倉山を思い出しました。ピンク・赤の
マーキングをきちんと辿ってください。(
という自分も下山時に少し迷ってしまいました)
飛龍山山頂 (標高: 2,069m)
少し開けて、「棒」が立っているところが飛龍山山頂、標高2,069メートル。「棒」と書いたのは、「飛龍山」の文字が、登山ルートの反対側を向いていて、最初何だか分からなかったため。周りは木に覆われていて、残念ながら眺望はほとんどありません。奥秩父の山は深い。。
感想
登山道の大半は森の中で、山頂からの眺望もほとんどありませんが、標高差約1,500mを登った達成感は充分でした。悔やまれるのは、展望が良いと言われている禿岩に行かなかったこと。でも、前飛龍からも素晴らしい景色を眺めることができました。
参考情報
飛龍山はどこから登っても時間のかかる深い山ですが、バスの終点丹波からであれば、1時間ほどは短縮できます。
前飛龍の登りは岩場・木の根の急登。あと、飛龍権現から飛龍山頂までは少し迷いやすいのでご注意ください。