グレート百名山3つ


十勝岳

( とかちだけ) 2,077m 日本百名山
北海道 美瑛町、上富良野町、 新得町
たくさんの火口を有し今なお活動を続ける活火山

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 望岳台より十勝連峰を望む)

十勝岳の紹介
どんな山?

十勝岳は十勝連峰の最高峰の山で、大雪山国立公園にも属します。今も火山活動が見られる活火山でいくつもの火口があります。

コース紹介

北西側の望岳台から十勝岳を往復する最短ルート。途中に昭和噴火口などの火口を眺めながらの登山です。
大雪山・旭岳幌尻岳に続いて、今回の北海道遠征三座目の山です。

登山記録
登山日 2019年7月30日
天気 曇り・雨
駐車場 望岳台駐車場
コース 望岳台(8:25)⇒雲ノ平分岐(9:05)⇒昭和噴火口(10:15)⇒十勝岳(11:15) / 2時間50分 (CT 4時間05分)
十勝岳(11:20)⇒昭和噴火口(11:50)⇒雲ノ平分岐(12:30)⇒望岳台(12:55) / 1時間35分 (CT 2時間50分)
望岳台より十勝岳山頂へ

十勝岳望岳台防災シェルター

望岳台の駐車場脇にある立派な建物。防災シェルターという名前で、噴火時のシェルターが目的ですが、トイレもあるほか、二階のベランダからは十勝岳の姿も眺めることができます。この向かいの駐車場の脇が登山口になっています。

望岳台より十勝岳を眺める

登り始めてすぐにこの「望岳台」標識があります。晴れていれば背後に十勝岳の姿がバーンと広がる場所なんだろうけど、この時点では雲の中。。
午後から天気は良くなるとの予報だったので、回復を期待しながら登ります。

美瑛を見下ろす

振り返ると広大な北海道・美瑛の大地が広がります。とにかく広くて美しい!

十勝岳避難小屋

少し登ったところにあるのが十勝岳避難小屋。この先が本格的な登山道となります。
天気、回復しないなぁ。。

火山の登山道

火山岩がぼろぼろころがっている急登。硫黄の臭いもしてきて、火山を登っている感満載です。

昭和噴火口

急登を登りきると昭和噴火口。地図によると、この向こう側にはスリバチ火口というのがあるらしいのですが、、、
なーんも見えない。。。

霧の中を・・・

その先はがますます濃く、もますます強く、少々危険な状態。かすかな目印をたよりに前に進みます。ただし、道はゆるやかで歩きやすいのが救い。

ナイフリッジ?

ふと気づいたら両側がのような道。その先がよく見えないのも恐怖・・・
とにかく一歩一歩慎重に進むしかありません。

溶岩の登り

さらに傾斜もきつくなり、溶岩がごろごろした最後の登り。

十勝岳山頂 (標高: 2,077m)

登り切って、十勝岳山頂!標高2,077メートル!
でも、何も見えません・・・
風雨も激しくすぐに下山。

(おまけ)美瑛・富良野観光

青い池

何となく不満の残る登山だったので、下山後は美瑛・富良野を観光へ。
最近有名になった美瑛の青い池。小さい池ですが、見事に青く雰囲気はありますね。

青い池全景
青い池全景

ラベンダー園

有名な富良野のラベンダー。ラベンダー園はいくつかあるようですが、最も有名なファーム冨田

ラベンダー園2

ラベンダーは最終盤。もう少し早い時期の方が良かったですね。
ラベンダー以外の花も植えられていて、鮮やかに農園を彩っています。

セブンスターの木

美瑛の丘のセブンスターの木 。だいぶ昔にも来たことがあったけど、すっかり観光地になってしまって、少し興ざめかな。

親子の木

こちらは親子の木
観光も十分楽しんで北海道遠征終了です。

感想

途中からガス続きで、正直言ってこの山の印象がほとんどありません。ただし、麓から見上げた時の山の裾野の姿や、下を見下ろした大地の景色は、さすが北海道という雄大な景色でした。また、いつか、天気の良い日に登ってみたいものです。

登山情報
アクセス

最短ルートで、立派な登山口でもある望岳台へは、バスの便が無く車を利用するしかありません。公共交通機関で行く場合は、少し南側の吹上温泉、十勝岳温泉からの登山となります。

危険箇所

山頂付近は岩がゴロゴロした急登で、少し注意が必要。

他ルート

吹上温泉、十勝岳温泉からの登山口から歩くか、美瑛岳、富良野岳方面からの縦走となります。

温泉

登山口でもある、吹上温泉、十勝岳温泉には良質な温泉があります。

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