グレート百名山3つ


岩木山

( いわきさん) 1,625m 日本百名山
青森県弘前市・西津軽郡鰺ヶ沢町
独立峰からの360度の大パノラマ

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 紅葉・朝日に染まる岩木山)

岩木山の紹介
どんな山?

岩木山は青森県西部に位置する火山で、標高1,625メートルは青森県の最高峰です。富士山に似た円錐形の成層火山で、津軽富士とも呼ばれます。

コース紹介

南西方面の嶽温泉からのルートを登りました。麓から登る場合はこれが最短ルートです。また下山後の嶽温泉も楽しみの一つです。

登山記録
登山日 2018年10月14日
天気 晴れ
駐車場 嶽温泉駐車場
コース 嶽温泉(6:55)⇒八合目(8:35)⇒岩木山(9:25) / 2時間30分 (CT 3時間10分)
岩木山(10:00)⇒八合目(10:30)⇒嶽温泉(11:25)/ 1時間25分 (CT 2時間15分)
嶽温泉より岩木山山頂へ

紅葉と朝焼けの岩木山

前日は八甲田山に登り、十和田湖などのドライブを楽しんで弘前にて宿泊。
翌朝登山口に向かう途中に、紅葉の山肌が朝日に染まった、真っ赤に燃える岩木山の姿が!
津軽富士岩木山の素晴らしい山容も相まって、登る前からワクワク感が止まりませんでした。

嶽温泉登山口 (標高: 460m)

岩木山の南東側にある嶽温泉が登山口。温泉街の一角に登山道があります。駐車場は中央の広場の周りにあり、宿泊者以外は宿の駐車場には車を止めないように。

稲荷神社

登山道を入ってすぐの所に、この稲荷神社があります。
軽くお礼をしてから登山開始。

木段

登山口からしばらくは、こういう木段が多いです。ただ、土や紅葉に埋もれて、あまり木段の役割を果たしていないような・・・

あるいは、雨水で大きく削られたと思われる深い。両脇の土が滑ってすごく歩きづらかったです。
このルートは直登に近く、等高線の割にはキツく感じました。

分岐 (標高: 790m)

眺望があまりなく、これといった見どころも無いままこの分岐点に到着。
この標識の左側にあるらしい巨木の森もちょっと興味はあったけど、とりあえずはまっすぐ岩木山山頂を目指しました。

紅葉

この日は分岐点あたりが紅葉の見ごろの場所でした。密集したブナの森が作り出す紅葉は見ごたえありです。

八合目 (標高: 1,250m)

次第に傾斜も急になって、息も上がりそうになった時に八合目に到着。ここは、津軽岩木スカイラインの終点もなっていて、急に景色の開ける場所でもあります。

八合目からの展望
八合目からの展望

リフトで楽ちん

八合目の手前の急登が予想以上にきつかったので、ちょっとリフトで楽をさせて頂きました。

リフト降り場より

リフトを降りると、岩木山山頂はもう目の前。
でも、ここからが本当の登山道になります。

鳥ノ海

火口跡鳥ノ海
この立派な火山を作り出した火口の割には、意外と小さい印象です。

鳳鳴ヒュッテ

途中に鳳鳴ヒュッテという避難小屋があり(写真左の建物)、そこからの登りが山頂に向けての岩場の連続となります。

最後の登り

一旦なだらかな場所になりますが、その先が最後の登り

岩木山山頂 (標高: 1,625m)

そして、岩木山山頂、標高1,625メートルに到着です!
岩屑が積みあがった山頂からは、白神山地、八甲田山をはじめとした東北の山々、そして津軽半島を取り囲む海と大パノラマが広がります。地球が丸く見えるとはこういうことか!?

西~北~東の展望
西~北~東の展望

東~南~西の展望
東~南~西の展望

感想

津軽富士という名にふさわしい美しく堂々たる独立峰。麓から眺める姿もよし、 山頂付近の岩場も楽し、山頂からの大パノラマもよしと、さすが百名山の素晴らしい山でした。
ただし、八合目までは展望も無く少々単調だったので、機会があればほかのルートからも登ってみたいです。

登山情報
アクセス

嶽温泉は、中央の広場の周りが無料の駐車場になっていて、トイレもあります。ホテル旅館の駐車場には(宿泊しない場合は)止めないように。
弘前駅からのバスもあります。

危険箇所

リフトの降り場から山頂までは岩場が続きます。車とリフトで山頂付近まで来れるためか、普段着で登られている方もいらっしゃいましたが、最低限、靴はきちんとした登山靴を履いてください。

他ルート

北東側の赤倉コース、東側の弥生コース、南東側の百沢コースなどがあり、百沢コースはこの中でもポピュラーなようです。
また、津軽岩木スカイラインを使えば、車で八合目まで行くことができます。

温泉

登山口の嶽温泉は同じく青森の名湯酸ヶ湯に似た硫黄泉で素晴らしい泉質でした。自分が入ったのは山のホテルでしたが、他にも日帰りの湯が何件かあるようです。

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