グレート百名山3つ


早池峰山

( はやちねさん) 1,917m 日本百名山
岩手県宮古市・遠野市・花巻市
東北の花の名峰へ

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 早池峰山山頂)

早池峰山の紹介
どんな山?

早池峰山は岩手県にある山で北上山地の最高峰です。標高は2,000メートルにも満たない山でありながら、蛇紋岩でできた山にはさまざまな高山植物が咲きます。ハヤチネウスユキソウ、ナンブトラノオなど、ここでしか咲かない固有種もいくつかある花の豊富な山です。

コース紹介

河原坊の駐車場に車を止めて小田越まで林道を歩き、小田越コースで山頂を往復します。
なお、河原坊コースは、2016年の大雨で登山道が崩壊し、2018年現在復旧の目途がたっていないとのことです。

登山記録
登山日 2018年6月22日(金)
天気 くもり時々晴れ
駐車場 河原坊
コース 河原坊(12:00)⇒小田越(12:30)⇒五合目(13:30)⇒早池峰山(14:15) / 2時間15分 (CT 3時間)
早池峰山(14:30)⇒小田越(15:30)⇒河原坊(15:50) / 1時間20分 (CT 2時間20分)
河原坊から小田越コースで早池峰山へ

河原坊 (標高: 1,050m)

2018年6月、3日間の東北遠征の初日のスタート。盛岡でレンタカーを借りて、一路早池峰山の麓河原坊へ。河原坊の駐車場に車を止めて登山開始。しばらくは舗装された林道を歩きます。

小田越 (標高: 1,250m)

小田越という場所です。ここから登山道に入ります。上の方がガスに覆われているのが気になりますが・・・
ここまでの林道沿いや、この先の樹林帯にもがたくさん咲いていました。


登山道

小田越からしばらくは樹林帯の中、概ねこんな感じの緩く整備された道を進みます。

森林限界

30分ほど歩くといきなり森林限界に出ます。
蛇紋岩の岩場には高い樹木が育ちにくいため、標高1,400メートルくらいで早くも森林限界。これが、早池峰山に珍しい高山植物が育つ理由だそうです。

蛇紋岩の岩場

がごろごろした中を進みます。岩に慣れている人にとってはどうってことなさそうなのですが、蛇紋岩は非常に滑りやすいので慣れている人でも注意が必要です。

五合目 (標高: 1,600m)

斜度も増しながら岩場をぐんぐん登って五合目到着


ハヤチネウスユキソウ

森林限界を超えたあたりから、花の種類も劇的に変わり、いわゆる高山植物がたくさん見られるようになります。
その中でも、早池峰山にしか咲かないハヤチネウスユキソウは、ヨーロッパのエーデルワイスに最も近い品種とされる花です。

ナンブトラノオ

もう一つ早池峰山の固有種ナンブトラノオ
この日は風が強くて花が揺れるため、なかなかピントが合いませんでした。。

五合目付近のそのほかの花々
五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々 五合目付近のそのほかの花々

梯子

早池峰山の登山ルート紹介によく出てくる梯子。写真で見るといかにも怖そうではありますが、実際は斜度は緩く、それほどの恐怖感はありません。

眺望

梯子を登った所からの眺望。もう少し晴れていれば・・・なのですが、それでも雄大な山の景色を楽しむことができました。

剣ヶ峰分岐

梯子を登ると間もなく稜線上に出ます。

稜線

稜線上は非常になだらかな道。木道があり、で湿原っぽい雰囲気です。ここにも今までとは違った種類の花々が咲きます。

山頂付近稜線の花々
山頂付近稜線の花々 山頂付近稜線の花々 山頂付近稜線の花々 山頂付近稜線の花々 山頂付近稜線の花々 山頂付近稜線の花々 山頂付近稜線の花々 山頂付近稜線の花々

山頂間近

最後にちょっとした岩場があります。上の方に見えるのは避難小屋

早池峰山山頂 (標高: 1,917m)

そして早池峰山山頂、標高1,917メートルに到着!岩だらけの山頂には、剣がたくさん立てられていますが、この剣の意味がネットで調べてもなかなか分かりませんでした。。
この日、山頂付近はあいにくの天気となりましたが、晴れていれば稜線の景色は非常にきれいだそうです。。

感想

とにかく花の種類が豊富で、他ではあまりお目にかかったことも無い花もたくさん見ることができました。
もう少し天気が良ければ景色ももっと楽しめたのだと思いますが、山頂下の蛇紋岩で覆われた森林限界の景色は独特で、j十分に楽しい山行となりました。

登山情報
アクセス
平日は河原坊まで車の通行が可能ですが、週末は西側のの駐車場よりシャトルバスでの往復となります。
危険箇所
蛇紋岩は濡れていなくても非常にすべりやすい岩です。足下には要注意です。8号目の梯子は斜度も緩く、それほど危険ではありません。
他ルート
西側の鶏頭山からの縦走も人気があるようです。
また、北側からの登山ルートもあります。
温泉
登山口の近くには温泉はなく、私は麓の東和温泉という所で汗を流しました。
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