グレート百名山3つ


朝日岳

( あさひだけ) 1,871m 日本百名山
山形県朝日町、小国町
東北アルプスとも呼ばれる美しい稜線と紅葉を楽しむ

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 古寺山から望む小朝日岳(左)と大朝日岳(中央))

朝日岳の紹介
どんな山?

朝日岳は山形県と新潟県の県境に連なる山塊で、朝日連峰とも呼ばれます。山脈のようにピークが連なることから、飯豊連峰と並んで東北アルプスと呼ばれることもあります。最高峰の大朝日岳をはじめ、小朝日岳、西朝日岳、二百名山の以東岳などのピークがあります。

コース紹介

古寺鉱泉より入山し、古寺山を経由して最高峰の大朝日岳へ。下りは、小朝日岳 鳥原山を経由し、古寺鉱泉へ下山します。

登山記録
登山日 2019年9月27日
天気 晴れ
駐車場 古寺鉱泉駐車場
コース 古寺鉱泉(5:30)⇒ハナヌキ峰分岐(6:50)⇒(7:40)古寺山(7:50)⇒大朝日小屋(9:30)⇒大朝日岳(9:40) / 4時間10分 (CT 6時間)大朝日岳(10:30)⇒大朝日小屋(10:40)⇒小朝日岳(11:40)⇒鳥原山(12:50)⇒古寺鉱泉(14:30) / 4時間 (CT 4時間50分)

古寺登山口駐車場 (標高: 655m)

古寺鉱泉の少し手前に立派な登山者向けの駐車場があります。この脇に、古寺案内センターという登山・観光案内書が建設中でした。来年5月に改行の予定だそうです。
駐車場のすぐ先が登山道入り口になっています。

古寺鉱泉 朝陽館

沢沿いの道を歩くと、すぐに古びた建物があります。この建物が古寺鉱泉朝陽館。鉱泉の名の通り温泉宿なのですが、温泉は宿泊客しか入れないとのことでした。
ここで道は分岐し、橋を渡ってハナヌキ峰方面へ進みます。

倒木

古寺鉱泉の先は、しばらくゆるやかな登りなのですが、何か所か倒木がありました。少し前の台風によるものなのか。

一服清水

樹林帯の道が続きますが途中に一服清水という水場があります。この先やや急登になります。

ハナヌキ峰分岐 (標高: 1,135m)

標識のあるハナヌキ峰分岐。歩き始めて1時間半ほど。ちょうどよい休憩場所でした。

古寺山

ハナヌキ峰分岐の先からしだいに本格的な登りになっていきます。たどりついたピークが古寺山。ここで一気に朝日連峰の景色が開けます。まさにアルプスの稜線!

小朝日岳・大朝日岳を望む
小朝日岳・大朝日岳を望む

小朝日岳の巻道

ひときわ目立つピークの小朝日岳ですが、少し手前に巻道があり、大朝日岳方面へトラバースできます。ちょっとの登りのように見えるけど、この巻道を使うとほんと楽ちん!

岩場

小さい朝日岳からの鞍部の前後は岩場もある急な道で、上りでの一番の危険ポイント。

紅葉と大朝日岳

しばらくすると平坦な道となり、この辺りが紅葉も綺麗で天国の稜線でした!!

銀玉水

銀玉水という水場の近くにある広場。ここから急な登りとなります。登山口から既に1000メートルほど登ってきているので、ここの急登は結構キツかったです!
でも登り切ると、朝日連峰の主稜線がどーんと目の前に広がります。

朝日連峰の稜線
朝日連峰の稜線

大朝日山頂避難小屋

主稜線との合流点に立つ避難小屋。避難小屋なので、食料・寝袋は自分で持って上がる必要がありますが、それでも前日は団体客もいて小屋は満員だったそうです。

大朝日岳(標高: 1,871m)

避難小屋からはひと登りで大朝日岳山頂、標高1,871メートルに到着!
朝日連峰の最高峰とだけあって、山頂からはさすがに素晴らしい景色が広がります。

大朝日岳より小朝日岳・鳥原山を経由して古寺鉱泉へ下山
東北の山々と朝日連峰
東北の山々と朝日連峰

朝日連峰

大朝日岳山頂付近から眺める朝日連峰。アルプスのように連なる稜線が素晴らしいです。

小朝日岳へ

登ってきた道を戻って、登山時は巻道を通った小朝日岳へ向かいます。

小朝日岳への登り

名前はですが、大朝日岳にも引けをとらない印象的な山容の山です。ここの登りはガレ場の道が続く危険ポイント。

小朝日岳 (標高: 1,647m)

そして、小朝日岳到着。広くて砂の平らな山頂。

大朝日岳を望む

大朝日岳の雄姿。稜線、紅葉が綺麗です。
ここからは、鳥原山を経由して下山します。

急斜面

鳥原山へのくだりが、この日一番の危険ポイント。急斜面、この後にはザレ場の急斜面もあり、ロープが無いと下りれないくらいの難所です。

鳥原山 (標高: 1,430m)

最後のピークの鳥原山。ここからはあまり展望はありません。

鳥原湿原

古寺鉱泉と、朝日鉱泉へのルートの分岐点にある鳥原湿原。ここの草紅葉は綺麗なのだそうですが、やはりちょっと早かったようです。
ここからは、古寺鉱泉方面へ降りて無事下山しました。

感想

紅葉の見ごろには少し早かったようですが、それでも所々に赤や黄に染まった山肌、そして美しい稜線と美しい景色を堪能できました。

花の時期も非常よいそうですので、次回この山に来る時は、初夏に縦走しながら美しい稜線を満喫したいと思っています。

登山情報
アクセス
古寺鉱泉には、約200台駐車できる登山者用の駐車場があり、仮設トイレもあります。現在健津中の古寺案内センターも立派そうな建物で、こんごますます便利な登山口になりそうです。
危険箇所
小朝日岳の周辺に危険な場所があります。大朝日岳に向かう道には急な岩場と、鳥原山へ向かう道は非常に滑りやすいザレた斜面があります。下りで使ったためか、後者の方が危険なように感じました。
他ルート
広い山域なのでたくさんのルートがありますが、東側の朝日鉱泉や、北側の日暮沢小屋からのルートがポピュラーですが、以東岳や寒江山からの縦走ルートも魅力的ですね。
温泉
古寺鉱泉は宿泊者のみ入浴可能。日帰りの温泉なら、奥おおえ柳川温泉寒河江花咲か温泉ゆ~チェリー等。
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