グレート百名山3つ


蔵王山

( ざおうさん) 1,841m 日本百名山
宮城県、山形県
美しいお釜を有する火山の景観を堪能

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 馬の背からのお釜)

蔵王山の紹介
どんな山?

蔵王山は山形県と宮城県の県境に連なる山々の総称。最高峰は1,841メートルの熊野岳。蔵王と言えば樹氷が有名ですが、夏に訪れても、火山らしい荒々しい景色と、エメラルドグリーンの火口湖、通称『お釜』の美しい姿とが楽しめる素晴らしい山です。

コース紹介

蔵王ハイラインの終点、県営レストハウスの駐車場までに車で上り、山頂付近の稜線歩きを楽しむコースです。最高峰の熊野岳とレストハウスの近くの刈田岳の両方を訪れます。

登山記録
登山日 2016年8月13日
天気 快晴
駐車場 県営レストハウス駐車場
コース 県営レストハウス(7:40)⇒熊野岳(8:20)⇒刈田岳(9:00)⇒県営レストハウス(9:10) / 1時間30分 (CT 1時間25分)

県営レストハウス駐車場 (標高: 1,720m)

車で、蔵王エコーライン->蔵王ハイラインへと運転して、その終点がこの駐車場。駐車場脇にレストハウスがあって、もうそこが蔵王山への登山口となっています。まずは、最高峰熊野岳を目指します。

火山

すぐにこの景色です。いかにも火山らしい荒々しい山肌に、荒涼とした登山道。こんな素晴らしい景色を簡単に楽しめるのも魅力の一つ。

馬の背

熊野岳への道は、火口の縁を歩く馬の背と呼ばれるコース。細い道かと思っていましたが、予想外に広くて安心して歩くことができます。
ただし、蔵王は活火山。いざという時は、火口側から反対の方向に避難するように、との看板がたくさんあります。

お釜

そして、馬の背をゆるやかに進むとやがて全容を現す火口湖の『お釜』エメラルドグリーンの美しい沼。蔵王山一のビューポイントです!

お釜を中心に蔵王連峰の眺めを
お釜を中心に蔵王連峰の眺めを

避難小屋への登り

そして、ようやく本格的な登り道に。
馬の背から熊野岳に直接登る道もあったようなのですが、この辺りどこが道なのかも良く分からず、明瞭な踏跡のある避難小屋の方に進みました。ここは、岩がゴロゴロした坂、少し注意が必要です。

荒涼とした道

避難小屋を左に曲がって、熊野岳方面へ。
ここも荒涼としたひろーい道です。すぐ向こうには熊野神社と熊野岳山頂。

熊野神社

そして、山頂の一角熊野神社に到着。
まずは、ここで旅の安全を祈願。もちろんお賽銭もちゃんと入れました!

熊野岳山頂 (標高: 1,841m)

その裏は熊野岳山頂、標高1,841メートルです。山頂からは、360度の大展望。特に、西側の、山形盆地を挟んだ景色が抜群です。

熊野岳からの眺望
熊野岳からの眺望

刈田岳(かっただけ)へ

熊野岳山頂での眺望を楽しんだたら、来た道を戻って、もう1つのピーク刈田岳へ。駐車場のあるレストハウスからは目と鼻の先です。登りはコンクリートの坂道に階段。山登りというよりは観光地。熊野岳山頂は自分1人だけでしたが、こちらは人がわんさかいました。

刈田岳山頂 (標高: 1,758m)

階段を登って、刈田岳山頂、標高1,758メートルに到着!
山頂には刈田嶺神社に、たくさんの大きなケルン。(人が多いため掲載しませんが)写真の反対側にはもっとたくさんのケルンがありましたよ。

蔵王山全容

そして、刈田岳山頂からもお釜が見えます。お釜は少し小さく見えますが、正面の熊野岳方面の荒々しさと、お釜の美しさの対比が素晴らしい景色を醸し出しています。

感想

車でかなり上まで上がれるため、最高峰の熊野岳までも標高差は100メートル余り。ハイキング感覚で登れますが、こんな絶景を楽しむことができ、とてもお得な山でした。『お釜』のエメラルドグリーンはとにかく美しいの一言に尽きます!

登山情報
アクセス

今回の駐車場までは、蔵王温泉からのバスがありますが本数は多くありません。蔵王温泉までは山形駅からのバスがそれなりの本数出ていますので、そこからロープェイで山頂を目指すのもよいと思います。

危険箇所

馬の背の避難小屋までの登りが岩がゴロゴロしていて少々注意が必要です。

他ルート

ロープェイ樹氷高原駅蔵王地蔵山頂駅から、最高峰の熊野岳へのコースがあります。

温泉

蔵王温泉強酸性の硫黄泉です。以前、観光で訪れましたが、翌日は疲れが吹き飛んで元気になっていました!

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