グレート百名山3つ


会津駒ヶ岳

( あいづこまがたけ) 2,133m 日本百名山
福島県南会津郡檜枝岐村


体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 駒ノ大池からの会津駒ヶ岳)

会津駒ヶ岳の紹介
どんな山?

会津駒ヶ岳は福島県南部、尾瀬の北側に位置する山です。山頂から北西の中門岳の間には池塘が点在し、花もたくさん稜線が続きます。

コース紹介

最もポピュラーな滝沢登山口から山頂・中門岳を往復します。危険な箇所はほとんどありませんが、標高差は1,200メートルほどあるので体力は必要とします。

登山記録
登山日 2018年7月14日(土)
天気 くもりのち晴れ
駐車場 道の駅尾瀬檜枝岐
コース 道の駅尾瀬檜枝岐(6:20)⇒滝沢登山口(6:50)⇒五合目(8:00)⇒(9:20)駒ノ大池(9:35)⇒会津駒ヶ岳(9:20) / 3時間 (CT: 4時間)
会津駒ヶ岳(9:25)⇒(10:20)中門大池(10:30)⇒(10:40)中門岳(11:05)⇒会津駒ヶ岳(11:45)⇒(12:00)駒ノ大池(12:10)⇒滝沢登山口(13:30)⇒道の駅尾瀬檜枝岐(14:00) / 4時間35分 (CT: 4時間45分)
会津駒ヶ岳登山口より会津駒ヶ岳山頂へ

道の駅尾瀬檜枝岐

滝沢登山口までは車も通れる林道がつながっており、登山口付近に駐車場があるのですが、この日は三連休の初日で満車とのこと。国道352号線を沿いの道の駅尾瀬檜枝岐に駐車して、会津駒ヶ岳を目指しました。

林道入口

国道352号線から登山道へ続く林道への入り口これより先満車との看板。
この先の林道には、駐車もできる路肩が何か所かあり、実際はあと数台は駐車できるスペースはありました。

滝沢登山口

林道を歩いていくと、最後の駐車場の少し先に、長い階段のある滝沢登山口が現れます。
ここから本格的な登山開始。

急登

長い階段を登ったあとも、やや足場の悪い急登が続きます。
実は、この出だしの急登がこのルートの一番の難所となります。といっても、慎重に登れば問題なしです。

水場

登山道のほぼ中間地点あたりにあるのがこの水場。登山道から少し外れた所に水場があるそうです。

階段

その先も樹林帯の登りが続きますが、ゆるやかで 階段状の道が続きます。

霧の湿原・・・

樹林帯を抜けると急に景色が開けて湿原が現れます。これはこれで幻想的な風景なのですが・・・
この日は午前中は曇り、午後から晴れの予報。この地点に着いた9時頃はまだガスの中でしたが、しばらくして天気は急に回復しました。
これより後は復路の晴れの写真をメインに掲載しています。

晴れの稜線

木道のある湿原の中の道。晴れていると、こんなに爽やかな場所なんです。正面の丘まで登ると・・・

駒ノ大池

正面に会津駒ヶ岳を望む池があります。これが駒ノ大池

駒ノ小屋

駒ノ大池のほとりにひっそり佇むのが駒ノ小屋。オリジナルのTシャツでも有名な小屋ですね。自分も買おうかちょっと迷いましたけど・・・

駒ヶ岳山頂への分岐

少し先に進むと、中門岳方面と、駒ヶ岳山頂へのルートの滑りやすい木道・木段となります。

燧ヶ岳

少し登って振り返ると、先ほどの駒ノ大池と駒ノ小屋
その右奥には尾瀬の燧ヶ岳の圧倒的な存在感。

会津駒ヶ岳山頂 (標高: 2,133m)

そして会津駒ヶ岳山頂、標高2,133メートルに到着!
ただし、山頂は意外と狭く樹木に囲まれてあまり眺めはよくありません。山頂の滞在時間5分ほどで、次の目的地中門岳に向かいます。

中門岳へ

中門岳への道は、7月中旬でもまだ所々に雪渓の残る稜線。この日はもう雪もかなり融けてアイゼンは不要でしたが、雪が多い年であれば、軽アイゼンは携帯するのが無難かと思います。

会津駒ヶ岳を振り返る1

会津駒ヶ岳方面を振り返った景色。こういう雪渓の残る緑の稜線は美しいですね。

会津駒ヶ岳を振り返る2

さらに少し先からの振り返った景色。アルプスの少女ハイジに出てきそうな爽やかな高原
周囲にはたくさんの池塘もあります。

池塘・湿原の中を進むと、少し大きめの池が現れます。

中門岳???

池の前には「中門岳」と書かれた標識が。鞍部になっていて、山頂のはずはないのだけど。。
ここは、中門池と呼ばれる池です。山頂と思ってもよいくらい、絵になる景色です。

中門岳山頂 (標高: 2,060m)

中門池の少し先が中門岳山頂。といっても、ここには何の標識も三角点もありません。ぐるりと一周する木道があるのみ。。。

中門岳からの会津駒ヶ岳

とはいっても、池塘・湿原そして花々の咲く素敵なポイントです。周りに目を向けると、中門岳から望む会津駒ヶ岳
会津駒ヶ岳の山頂を踏むだけでなく、この中門岳までの稜線を歩かないと、本当の会津駒ヶ岳の良さは味わえないと思います。

会津駒ヶ岳山頂付近の花々
会津駒ヶ岳山頂付近の花々 会津駒ヶ岳山頂付近の花々 会津駒ヶ岳山頂付近の花々 会津駒ヶ岳山頂付近の花々 会津駒ヶ岳山頂付近の花々 会津駒ヶ岳山頂付近の花々 会津駒ヶ岳山頂付近の花々 会津駒ヶ岳山頂付近の花々

感想
前半はガスの中でしたが、後半は晴れの素晴らしい景色となりました。
この山の魅力は、池塘・湿原を眺めながらの稜線歩きだと思います。会津駒ヶ岳の山頂を踏むだけでなく、ぜひ中門岳まで足を延ばしてください。
登山情報
アクセス
滝沢登山口に続く林道の脇には何か所か駐車場、駐車できる路肩がありますが、混んでいる場合は林道の手前のテニスコート・野球場の脇や道の駅尾瀬檜枝岐に駐車できます。
公共交通機関を利用する場合は、東武鉄道の会津高原尾瀬口からバスが出ているそうです。
危険箇所
多少の木の根、岩を除いて、特に危険な箇所はありません。登山口からしばらくは少し急登ですので、転倒には注意してください。
他ルート
南側のキリンテ登山口、御池登山口からのルートがあります。いずれも時間はかかりますが、稜線をあるく景色のよいルートだそうです。
温泉
檜枝岐村には燧の湯、駒の湯、アルザ尾瀬の郷の3つの日帰り温泉があります。私は、燧の湯で汗を流しました。
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