グレート百名山3つ


越後駒ヶ岳

( えちごこまがたけ) 2,003m 日本百名山
新潟県南魚沼市・魚沼市
堂々たる山容に秋の気配

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 道行山付近から望む越後駒ヶ岳)

越後駒ヶ岳の紹介
どんな山?

越後駒ヶ岳は、新潟県の魚沼地方に位置する山で、八海山、中ノ岳と共に越後三山の1つに数えられています。
深田久弥の著書日本百名山では、魚沼駒ヶ岳として紹介されています。

コース紹介

最もポピュラーな枝折峠(しおりとうげ)から山頂を往復するルートです。登山口の枝折峠付近は、滝雲が見られる場所としても有名なのだそうです。

多くの地図・ガイドマップでのコースタイムでは11時間前後となっていますが、実際にはそんなにかからないようで、ちょっとがんばれば十分に日帰り可能なルートだと思います。

登山記録
登山日 2018年9月23日
天気 晴れ
駐車場 枝折峠
コース 枝折峠(5:45)-(滝雲観賞)⇒明神峠(6:30)⇒道行山分岐(7:05)⇒小倉山(7:40)⇒百草ノ池(8:10)⇒駒ノ小屋(9:00)⇒越後駒ヶ岳(9:25) / 3時間40分(滝雲観賞25分) (CT 6時間20分)
越後駒ヶ岳(10:05)⇒駒ノ小屋(10:15)⇒百草ノ池(10:45)⇒小倉山(11:05)⇒道行山分岐(11:30)⇒明神峠(12:00)⇒枝折峠(12:20)/ 2時間15分 (CT 4時間50分)
枝折峠より越後駒ヶ岳山頂へ

枝折峠

越後駒ヶ岳への登山口はこの枝折峠(しおりとうげ)から。かなり山深い場所にありますが、比較的広い駐車場に立派なトイレもあります。それでもこの日は早朝には車があふれているという状況でした。
トイレの脇に登山口があります。日の出と共に出発。

滝雲への期待

枝折峠は、雲が山にそって流れ落ちる滝雲という現象がよく見られる場所としても有名なのだそうです。
登山口から数分の所にこの看板があります。滝雲が見られる条件としては、
①早朝 ②晴れの日 ③前日からの気温差が大きい ④適度な風がある日
で、最後はとのことです。③以外の条件は整っていましたが、、

滝雲現る!

この日の朝は雲が少なく、もうダメかとあきらめていましたが、粘ること十数分。運も味方してくれて、見事な滝雲が現れました!
存分に楽しんで登山開始です。

明神峠

分岐点のある明神峠。軽く手を合わせて先へ。

初お目見え

明神峠から少し進んだ所で、越後駒ヶ岳が姿を現します。端正で堂々たる山容はかなりのインパクトがあります。

道行山分岐

アップダウンを繰り返して、道行山分岐に到着。道行山は越後駒ヶ岳などの眺めも良いところなのだそうで、下山時に余裕があれば立ち寄ろうと思っていたのですが、下山時は既に越後駒ヶ岳はガスの中でした。。

より近く

越後駒ヶ岳がさらに近づきました。やはり立派な山容です!木々も色づき始めていました。

小倉山

少し登って小倉山に到着。山という名前が付いてはいますが、あまり山頂という感じの場所ではありません。
ちょっとした広場になっていて、越後駒ヶ岳の姿も見えるし、休憩するにはちょうど良い場所です。

百草ノ池(もぐさのいけ)

ゆるやかな道を登って、百草ノ池。登山道からは少し離れた場所にあり、近くで見ることはできません。

急登

百草ノ池の先からは急登になります。急な階段も出てきて、ここからが越後駒ヶ岳への核心部になります。

美しい稜線

森林限界を超えて、越後駒ヶ岳の稜線の姿もさらに美しくなります。

岩場

ペンキの描かれた岩場。それほど危険なわけではありませんが、ペンキに従って慎重なコース取りを心がけてください。

駒の小屋

急な岩場を登りきると、駒の小屋に出ます。避難小屋だそうですが、割と立派な建物です。
山頂まであとひと踏ん張り!

初秋の景色

木々も色づきはじめていて、山頂付近は秋!って感じでした。
バックは越後三山の1つ中ノ岳

分岐

稜線上の分岐。越後駒ヶ岳山頂へ、右に曲がってすぐ。

紅葉と越後駒ヶ岳

分岐のあたりに、この日一番きれいだった紅葉がありました。背景は、越後駒ヶ岳。山頂はもう目前。

越後駒ヶ岳山頂 (標高2,003m)

そして越後駒ヶ岳山頂、標高2,003メートルに到着!山頂からは越後三山をはじめ、大パノラマが広がります。

銅像

山頂の標識の隣には、剣を持った銅像がありました。体の割に剣が大きい!
ネットで調べたところ、これは古事記や日本書紀に登場する、道案内の神猿田彦の像ではないかとのことです。

越後駒ヶ岳山頂からのパノラマ
越後駒ヶ岳山頂からのパノラマ

感想

登る前は、あまりこれといったイメージの無かった越後駒ヶ岳ですが、存在感のある端正な山容に、 山頂からの大パノラマ滝雲紅葉も楽しめて、とても満足の山行となりました。

登山情報
アクセス

枝折峠には、全部で50台ほどの駐車スペースに、トイレもあります。枝折峠へはJR小出駅からバスが出ています。

危険箇所

山頂直下の急登の岩場は、それほど危険ではありませんが、慎重に登ってください。

他ルート

北側の駒の湯温泉からのルート、北西の千之沢小屋からのルートや、中ノ岳からの縦走などがあります。

温泉

登山口の近くには銀山平温泉白銀の湯、駒の湯温泉駒の湯山荘などがあります。また、小出ICの近くには見晴らしの湯こまみゆ~パーク薬師などがあります。

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