グレート百名山3つ


巻機山

( まきはたやま) 1,967m 日本百名山
新潟県南魚沼市、群馬県利根郡みなかみ町
紅葉の山へ

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: ニセ巻機山からの巻機山全景)

巻機山の紹介
どんな山?

巻機山は新潟県と群馬県の県境に位置し、山頂付近の湿原や稜線が美しい山です。山の名前は頂上付近で美女が機を織っていたという伝説に由来するのだとか。

コース紹介

巻機山南西の麓にある桜坂駐車場より井戸尾根と呼ばれる尾根道を辿って巻機山に登頂。さらにその先にある展望の良い牛ヶ岳まで足を延ばします。

登山記録
登山日 2017年10月8日
天気 晴れ
駐車場 桜平駐車場
コース 桜平(6:50)⇒5合目(7:35)⇒ニセ巻機山(9:20)⇒巻機山(10:00)⇒牛ヶ岳(10:15) / 3時間25分 (CT 5時間20分)
牛ヶ岳(10:45)⇒巻機山(11:05)⇒ニセ巻機山(11:30)⇒5合目(12:30)⇒桜平(13:05) / 2時間20分 (CT 3時間35分)
桜平から巻機山に登頂し牛ヶ岳へ

桜平駐車場(標高: 730m)

登山口でもある桜平にはかなりの台数を収容できる駐車場があります。トイレや登山届のポストもあり、登山口としてかなり整備されている印象です。
この日は早朝から小雨模様でしたが、少し様子を見て、雨の上がった7時前に出発しました。

泥んこ登山道

岩がたくさんある登山道。手を使うような岩場はほとんどありませんが、雨に濡れた岩は滑りやすく、道も泥んこ。少し登りにくかったです。
道は、地図の等高線からの予想よりは意外と急登続きで、思ったよりハードな登りでした。

五合目より(標高: 1,128m)

森の中の道を抜けて、五合目で尾根に出ます。景色も開けて米子沢や、巻機山上部の様子もうかがえます。

六合目より

少し登って六合目。ここからは、五合目とは反対方向のヌクビ沢、割引(われめき)岳の方向の景色が素晴らしいです。紅葉もだいぶ見ごろで、尖った割引岳の姿も美しいです。

七合目 物見平(標高: 1,564m)

そして、森林限界を超え、景色が大きく広がるのが七合目の物見平。この辺りの紅葉が一番きれいでした。

紅葉の稜線

黄や赤に染まったニセ巻機山の稜線。

谷川岳・越後の峰々へと延びる稜線の景色です
谷川岳・越後の峰々へと延びる稜線の景色です

階段の登り

その上は階段の急登が続きます。前の週に、丹沢の塔ノ岳への階段を経験していたので、これくらいはへっちゃら!

ニセ巻機山(標高: 1,861m)

階段を登りきると、九合目のニセ巻機山に到着!この辺りからは、巻機山上部の広ーい景色が広がります。

巻機山全景
巻機山全景

織姫ノ池

少し下って、避難小屋を過ぎたあたりに池塘があります。織姫ノ池という小さな池ですが、湿原と共に雰囲気のある池です。

分岐点

階段を登ると、割引岳(左)方面との分岐点に出ます。広場にもなっていて、お弁当を広げているかたもたくさんいらっしゃいました。が、、、巻機山頂という標識があるものの、ここは本当の巻機山の山頂ではありません!ここを右側に、牛ヶ岳方面に少し行ったところが本当の山頂。

本当の山頂

分岐点からなだらなか道を登ったところが本当の山頂。ただし、ここにはケルンがあるだけで、三角点や、何の標識もなく、なんとなく拍子抜け・・・
展望もそれほどはよくありません。そのまま、牛ヶ岳へ。

湿原

巻機山山頂付近には、こういう感じの湿原が広がります。路も緩やかなので、あるいていて楽しい場所です。

稜線

山の稜線も美しい。

牛ヶ岳山頂より

そして、間もなく牛ヶ岳に到着。ここにも何の標識もありませんが、巻機山よりも大きな展望が広がります。
写真は東側の景色で、左側が越後駒ヶ岳、右側が中ノ岳です。どちらも、際立ったピークでいつか登りたい山です。

牛ヶ岳山頂より
牛ヶ岳山頂より

感想

なんとなく紅葉の時期に登りたかった巻機山。七合目あたりからきれいな紅葉が楽しめました。紅葉の混じった稜線や、上部の湿原・池塘も美しく、見どころ満載の山でした。

登山情報
アクセス

桜平駐車場に広めの駐車場がありますが、自分が到着した6時頃には紅葉のこの時期すでに満車状態。その下にも何ヶ所か駐車できるスペースがあるので、そこを利用しました。どこに駐車しても、1日500円の駐車料金が取られます。。
バスもありますが、1日3便とかなり不便なようです。

危険箇所

特に危険な箇所はありませんが、この日は雨の後で岩が滑りやすく、上り下りに少々難儀しました。

他ルート

テング尾根、ヌクビ沢のコースは、崩壊が激しく大変危険な状態だそうです。

温泉

六日町、石内の周辺にはいくつか日帰りの温泉があります。湯らりあ石打ユングパルナスなど。

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