グレート百名山3つ


雲取山

( くもとりやま) 2,017m 日本百名山 関東百名山
東京都西多摩郡奥多摩町、埼玉県秩父市、山梨県北都留郡丹波山村
快適なロングコースで東京都最高峰へ

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 雲取山山頂を望む)

雲取山の紹介
どんな山?
雲取山は秩父山地の奥深くにある東京都最高峰です。山頂付近は明るく開けており、富士山をはじめ大パノラマを楽しむことができます。
コース紹介
雲取山はどのコースをたどっても往復20kmほどのロングコースとなります。今回は、奥多摩湖畔の鴨沢からを往復するコースを利用しました。
登山記録
登山日 2014年11月15日
天気 晴れ
駐車場 留浦
コース 登り: 鴨沢(7:40)⇒小袖乗越(8:00)⇒ブナ坂(10:20)⇒奥多摩小屋(10:50)⇒雲取山山頂(11:40) / 4時間00分 (CT: 5時間20分)
下り: 雲取山山頂(12:10)⇒奥多摩小屋(12:40)⇒ブナ坂(13:00)⇒鴨沢(15:00) / 2時間50分 (CT: 3時間30分)
奥多摩湖畔より雲取山を往復

奥多摩湖

奥多摩湖畔の留浦という所にある駐車場を利用。のような奥多摩湖に映る紅葉はまさに絶景!カメラマンの方もたくさんいらっしゃいました。

鴨沢、登山口 (標高: 545m)

留浦から奥多摩湖沿いに少し西に600mほど歩いた辺りが鴨沢という集落がある。雲取山への登山口は少し分かりにくく、国道411号線の1つ北の道に入った所にある。登山口からは、最初は舗装された道であるが、まもなく林の中の登りとなる。

小袖乗越 (標高: 740m)

20分ほどで、少し開けた小袖乗越という地点に到着。ここには駐車場もあり、以前は鴨沢から林道でここまでこれたそうなのだが、(2014年11月時点では)土砂崩落のため通行止。少し西の所畑という所からの道があるそうだが、調査不足のため断念し、留浦に駐車した次第である。

雲取山登山口

小袖乗越からしばらく舗装された林道を歩く。まもなく写真の「七ツ石山・雲取山」の標識が現れるが、ここで、舗装道路を別れ、より登山道へと入る。

登山道

登山口からは、林の中の長~い登りが続く。斜度はゆるく、道はよく整備されており小学生でも難なく歩けるような優しい道。ただし、長い!

堂所 (標高: 1,260m)

小袖乗越の登山口から1時間と少し歩いたところでこの標識の場所に到着。ゆるい登りではあったが、ここまで既に700メートルほどは登ってきている。ガイドブックによると、ここが堂所という所らしいが、特に目だった物はないようだ。分岐にようになっているが、標識の方向に進むこと。

富士山

やがて、ヘアピンカーブする箇所があり、その辺りからやや急な登りとなる。また、少しずつ展望が利くようになり、富士山の姿を見ることもできる。(本当は、そのヘアピンカーブの所から富士山がばっちり見えるのだが、撮るのを忘れてしまった。)

分岐点 (標高: 1,510m)

やがて、分岐点に出る。雲取山への最短コースは左側。右側は七ツ石小屋を経由する少し遠回りのコースだが、この時点で1,000メートルほど上ってきているため、小屋で休憩するのもようだろう。山野は左の最短コースを選択。

崩落したような箇所にかかった木の橋。写真だけみると怖そうにも見えるが、慎重に歩けば何の問題も無い。その先は相変わらずのゆるい登りが続く。

ブナ坂 (標高: 1,655m)

そして、ようやく腰を下ろしたくなるような広い場所に到着。ここはブナ坂と呼ばれる地点。

稜線の道

ブナ坂の先はゆるやかにアップダウンの道となる。広く整備された道で、非常に気持ちよく歩くことができる。

展望

この稜線の道は非常に眺めも良い。そしてもちろん富士山も!

奥多摩小屋 (標高: 1,755m)

稜線上のゆるーいアップダウンを繰り返して、ヘリポートを過ぎると、奥多摩小屋に到着。帰りにバッジを買って帰ろう。。

分岐

まもなく写真の分岐点にたどり着く。巻き道尾根道に分かれるが、巻き道が圧倒的に楽。尾根道は少し急でガレた登り。山のはもちろん尾根道を選択。登り切った所がヨモギノ頭と呼ばれるところ。その先で道は合流する。

さらなる分岐

少し進むと、もう1つの分岐が。右の富田新道を行くと下山してしまうので、必ず左へ。

小雲取山へ

分岐の先は、このコース最大の難所。写真からは気持ちよい斜面のようにも見えるが、実際はガレた急登であり、ここまででかなり体力も消耗しているため、結構キツイ。ジグザグに登り、登りきった所が小雲取山

最後の登り

さらにアップダウンを繰り返すと、ようやく山頂が見えた!最後の登りも少し急なので慎重に。

山頂!?

最後の斜面を登りきると、ひらけた岩場になっており、山頂到着!!軽く休憩&食事をとって、さて帰ろうかなと思ったところ、、、よく見るとその北側にもう少し高い地点があることに気づいた。そちらに行ってみると、、、

雲取山山頂 (標高: 2,017m)

こっちが本物の、雲取山山頂、標高2,017メートルに到着!急な箇所はほとんど無いとは言え、距離で10km, 標高差1,500メートルは正直疲れた~~。

大パノラマ

雲取山山頂からは360度の大パノラマを楽しむことができる。最後に、山頂からの景色をお楽しみください。

雲取山山頂からの大展望
雲取山山頂からの大展望 雲取山山頂からの大展望 雲取山山頂からの大展望 雲取山山頂からの大展望 雲取山山頂からの大展望

感想

雲取山は東京都最高峰ということもあり、距離、標高差共に大きなコースでしたが、充実感のある山行となりました。

山頂からの大パノラマと、山頂付近の開けた登山道は非常に爽快感があり、おすすめできる山です。

危険な箇所も無いため、初心者にもお勧めできるコースです。ただし距離が長いため、体力に自信の無い方は、山頂付近の山小屋で一泊するのが良いと思います。

登山情報
アクセス

駐車場は奥多摩湖半の留浦にある駐車場を利用しました。無料のトイレもあります。

鴨沢にも駐車場がありますが、ここは登山者用の駐車場ではありません

JR青梅線 奥多摩駅からバスも出ています。

危険箇所

本コースはよく整備されており、全体的に緩やかで安心して歩けますが、ヨモギノ頭小雲取山への登りの2箇所だけは、少しガレた急登です。それほど危険ではありませんが、体力的を消耗した頃に出てきますので、慎重に歩けば問題ありませんが、

往復20キロ、標高差1,500メートルという長いコースですので、体力に自信の無い方は山頂付近の小屋に1泊するのがよいでしょう。山小屋は、本コースで紹介した奥多摩小屋(素泊まりのみ)、七ツ石小屋の他、山頂北側の雲取山荘(評判が良い)や、別コースですが、温泉のある三条の湯などがあります。

他ルート
三条の湯を経由するコースや、北側の三峰からのコース等があります。
温泉
山小屋の三条の湯や、丹波山温泉のめこい湯多摩源流温泉小菅の湯などがあります。
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