グレート百名山3つ


金峰山

( きんぷさん) 2,599m 日本百名山
山梨県甲府市、長野県南佐久郡川上村
山頂の奇岩と360度の展望

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 山頂の奇岩五丈岩)

金峰山の紹介
どんな山?
奥秩父の盟主とも呼ばれる山です。天気が良い日には、山頂からは富士山、南アルプス、八ヶ岳のパノラマが広がります。また、山頂には五丈岩という大きな奇岩があり独特の雰囲気を醸し出します。
コース紹介
金峰山への最短コースである、大弛峠(おおだるみとうげ)からのコースを登ります。距離は片道3.6キロ、累積標高差500メートルほどと日本百名山の中では比較的楽なコースです。山野は、下山後さらに大弛峠の反対側にある国師ヶ岳に登りました。
登山記録
登山日 2014年10月4日
天気 曇り
駐車場 大弛峠駐車場
コース 登り: 大弛峠(6:55)⇒朝日岳(7:40)⇒金峰山(8:25) / 90分
下り: 金峰山(9:00)⇒朝日岳(9:40)⇒大弛峠(10:15) / 75分
大弛峠から朝日岳を経て金峰山へ!

大弛峠駐車場(標高: 2,360m)

出発は大弛峠。この時点で標高は2,360メートルと、一般車で行くことのできる日本最高地点の峠なのだそうだ。紅葉の時期だったので、朝6時の時点で駐車場はほぼ満杯の状態だった。

登山口

駐車場のすぐ脇に登山口がある。金峰山まではわずか3.6キロ。この頃はグレートトラバースに刺激を受けていた時期。田中陽希バリに飛ばすぞ!!

朝日峠(標高:2,425m)

大弛峠からしばらくは森の中木の根の多い道を登る。標高差にして100メートルほど登ると小さなアップダウンを経て朝日峠に着く。ここは森の中で展望はまだない。天気は良くないが、少しもやって森が神秘的できれいだ。

岩場

朝日峠の先は少し登り返し、さらにしばらく進むとこの岩場に出る。本コース唯一の岩場らしい岩場。手がかりは十分にあるので慎重に登れば問題は無いが、三点支持ぐらいの基本は身に着けた上で登って欲しい。

朝日岳(標高: 2,579m)

岩を登りきると朝日岳、標高2,579メートルに到着!この時点で、金峰山と同じくらいの標高まで登ってきている。天気さえよければ、展望もかなり良さそうな所だ。

朝日岳の下り

朝日岳の先はいったん下る。この下りはガレ場になっており、少し注意が必要。

金峰山遠景

気がつけば目の前に金峰山が見える。ポチッと飛び出したところが、例の岩に違いない。

朝日岳西のコル(標高:2,460m)

朝日岳から下るとまた森の中となり、やがて少し開けた所に出る。ここは朝日岳西のコルというところらしい。休憩を取るのに良さそうな所だが、今回はこんなところでは休憩は取らない!?

鉄山標高: (2,531m)への分岐

少し登り返すと鉄山への分岐の道標がある。鉄山へ登るとまたここまで引き返さなければならず、今日は展望も望めないため申し訳ないが素通り。

森林限界を超える

しばらくは森の中の道が続くが、最後にひと登りすると、森林限界を超え、急に展望が広がる。道標に従って左に折れると、金峰山はまもなくだ。

ゴロゴロ岩

最後に、大きな岩がゴロゴロした箇所を通過し、、、

岩のトンネル

その先にある岩のトンネル(?)をくぐると???

金峰山(標高: 2,599m)

金峰山山頂、標高2,599メートルに到着!ゴロゴロとした岩に囲まれた山頂だ。

コースタイム2時間半のところを、山野は1時間半で登頂!それほどのスピードでもないが、自分にしては結構がんばった!


五丈岩

そして、金峰山の山頂の先に見えるのが五丈岩だ。山頂にこんな大きな岩の塊があるというのは不思議だ。高さは15メートルもある。実は、この岩には特別な道具無しに登れるそうで、YouTubeでも公開されている。山野もチャレンジしたが、30秒のあたりで登り方が分からず断念した。。。たとえあそこを突破できても、高さの恐怖で断念していた気がする。

一瞬の隙をついて

天気予報では、この日の天気は決して悪くなかったのだが、結果的には曇り空となってしまった。しかし、一瞬雲が晴れることがあったので、その瞬間に撮影した写真がこれ。中央より少し左が北岳、その左が鳳凰山。一番右が甲斐駒ヶ岳、その左が仙丈岳

瑞牆山・八ヶ岳

雲に覆われているものの、瑞牆山の一部らしき岩(右)と、八ヶ岳の一部のはずの山塊(奥)が見えている。もう少し晴れていれば、抜群のパノラマだということは容易に想像できる。もちろん富士山も見えるらしい。少し残念。でも山ってこんなこともあるよな。。。

感想
残念な天気にはなりましたが、天気さえよければ抜群のパノラマが楽しめます(のはず)。
大弛峠からなら短時間で登れますので、天気の良い日に是非登ってみてください。
登山情報
アクセス

大弛峠には大きな駐車場があります。ただし、この日は紅葉の季節であったため、朝6時の時点でほぼ満車状態でした。駐車場の端にはトイレもあります。

大弛峠へは南の山梨県側からの方が道がいようです。ところどころ細いところもありますが、しっかり舗装された道です。ただし、結構距離があり少し疲れました。。

JR塩山駅からバスも出ているようです。

危険箇所
一箇所の岩場を除いては、それほど危険な箇所はありません。最近公表された登山ルートグレーディングでは、最も簡単なAランクです。
他ルート
西の瑞牆山(こちらも日本百名山)方面からのコースもポピュラーなようです。縦走で登る方も多いようです。
温泉
大弛峠から下りて来た甲府盆地北部にはいくつか温泉がありますが、私は、ほったらかし温泉に行きました。甲府盆地を見下ろす絶景温泉です!
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