グレート百名山3つ


瑞牆山

( みずかきやま) 2,230m 日本百名山
山梨県北杜市
クライミングのメッカ 岩に覆われた山頂に立つ

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 山頂直下の奇岩 大ヤスリ岩)

瑞牆山の紹介
どんな山?

瑞牆山は、奥秩父山系の西端に聳える山。山頂付近は岩で覆われており、ロッククライミングのメッカとしても有名な山です。山頂からは、富士山、南アルプス、八ヶ岳を望むことができ、展望にも優れた山です。

コース紹介

最もポピュラーな瑞牆山荘から山頂を往復します。天鳥川出合の先は岩がゴロゴロした急登を登って山頂にたどり着きます。

登山記録
登山日 2016年10月10日
天気 曇り
駐車場 瑞牆山荘前駐車場
コース 瑞牆山荘(7:00)⇒(7:35)富士見平小屋(7:40)⇒天鳥川出合(7:55)⇒瑞牆山(8:55) / 1時間55分 (CT 2時間50分)
瑞牆山(9:35)⇒天鳥川出合(10:15)⇒(10:35)富士見平小屋(10:40)⇒瑞牆山荘(10:55) / 1時間20分 (CT 2時間10分)
瑞牆山荘より富士見平小屋を経て瑞牆山へ

瑞牆山荘

出発地点はここ瑞牆山荘。斜め向かいに無料の駐車場がありますが、自分が到着した6時半ころには満車に近い状態。下山したときには、路肩にもたくさん車が止めてありました。思っていた以上に人気の山なんですね。早めの到着を心がけましょう。

瑞牆山登山口

瑞牆山荘の向かいに瑞牆山への登山口があります。森の奥へ奥へとゆるやかに登っていきます。

森の中を進む

美しい森の中の道が続きます。傾斜はそれほどきつくありません。道端のところどころに、大きな岩がごろん。さすが、クライミングのメッカ瑞牆山の片鱗を感じさせてくれる登山道です。

瑞牆山を望む

すこし急な斜面を登りきると、木の間から瑞牆山が見えます。まだ少し遠いですが、見事に岩で覆われた山です。

富士見平小屋 (標高: 1,790m)

大きなミズナラの木の脇を通りながら、ひと登りで富士見平小屋に到着!一見地味そうな山小屋ですが・・・

富士見平小屋ビール

なんと富士見平小屋の名を冠した地ビールが!この地ビール、清里のRockというビアホールで作られていたのですが、なんと8月に火災で全焼。そのために、このときは品切れ中。ただし、10月中旬から販売開始とのこと。今は販売されているのかな。。ちなみに、メニューにRock復興カレーというのもありますね。食べていけばよかったかな。他の食べ物もおいしそう!

小屋の左脇を通って瑞牆山へ向かいます。


紅葉と瑞牆山

その先は多少のアップダウンはありますが、なだらかな道を進みます。途中、小川山への分岐(破線ルート)を通過します。紅葉の間から瑞牆山の姿がちらり。

天鳥川出合 (標高: 1,810m)

やがて川が現れます。ここが天鳥川出合。水はとても冷たかった。。ここで休憩するのもよし。そのすぐ上にベンチもあるので、そこで休憩するのもよし。

デカ岩

天鳥川出合の先が本格的な登りになります。いきなり大きな球のような岩どーん!右の階段と比べてもどれほどの大きさか分かりますね。

鎖場

すぐに鎖場も出現!滑りやすい岩ですが、左側の溝のあたりに足を置くと登りやすいです。

岩ゴロゴロ

その先は、とにかく岩だらけ。所々にマーキングはありますが、どこが登山道なのか分かりにくいです。まぁ、どこでも登れるんでしょうけど、変な所に入ると、登るのが困難な箇所もあります。そういう時はあわてずに、分かりやすい所まで戻って別のルートを行きましょう。少し、登山の経験が試される道です。

大ヤスリ岩

左側に高くて大きな岩を見上げます。これが(おそらく)大ヤスリ岩と呼ばれる巨岩・奇岩(の一部)。

合流点

大ヤスリ岩の脇を通過して、ひと登りで、北側の不動滝方面からのコースとの合流点となります。ここで、右に曲がって山頂を巻くように進みます。

鎖場

そして現れる鎖場。右側は直登、左側は迂回。直登の足場が無く、鎖を掴んで手の力で強引に体を持ち上げないと登れません。左側の迂回ルートをお勧めします。

ハシゴ

その後に現れるハシゴ。ハシゴの上部で右の岩に降ります。そして少し進むと・・・

山頂

最後は意外とあっけなく山頂の一角に到着!やはり岩がごろごろ。

瑞牆山山頂 (標高: 2,230m)

そして、瑞牆山山頂、標高2,230メートルに到着!
が、、、登頂した時はまっしろで周りは何も見えない・・・

大ヤスリ岩

しばらくすると部分的に晴れ間も除いて、眼下に大きな大きな大ヤスリ岩が聳えます。脇を通過した時のイメージよりもはるかに大きな岩でした。
よく見ると左の肩のあたりに豆粒のような人間の姿が見えます。さすがクライミングのメッカ!こんな岩も登れるんですね。
ちなみに、山頂は大岩壁の上なので、足元には充分にご注意を!

感想

さすがに名だたる岩山だけあって、途中からの登山道は岩場の連続。そして、山頂からは巨岩がどーん!この大ヤスリ岩を見るだけでも、この山に登る価値があると思います。

残念ながら、ガスが多くて、山頂からの展望を楽しむことはできませんでしたが、晴れていれば富士山、南アルプス、八ヶ岳も見える素晴らしい展望なのだそうです。

登山情報
アクセス

瑞牆山の斜め向かいに50台ほど駐車できそうな広い駐車場があります。瑞牆山荘の隣にトイレもあります(チップ制)。

瑞牆山荘へは、JR韮崎駅からのバスも出ています。

危険箇所
天鳥川出合の先は、岩場が連続します。階段、鎖、ハシゴが多数出てきます。特別危険な箇所はありませんが、慎重に登ってください。また、ルートが分かりにくい所もありますので、無理に大きな岩に登ったりせずに、迂回ルートを探してください。
他ルート
北側の不動沢から登るルートや、東の金峰山方面からの縦走ルートなどがあります。
温泉
何と言っても日帰り温泉「増富の湯」でしょう。めずらしいラジウム泉です。ただし、ちょっとお湯の温度が低くて(ぬるめというレベルではない)最初はびっくりしましたが。。
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