グレート百名山3つ


大菩薩嶺

( だいぼさつれい) 2,057m 日本百名山
山梨県甲州市、北都留郡丹波山村
雲海に浮かぶ富士山と南アルプスの絶景

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 大菩薩峠からの眺め)

大菩薩嶺の紹介
どんな山?

大菩薩嶺は、山梨県の東北部に位置する山。日本百名山では大菩薩岳として紹介されていますが、大菩薩嶺の方が一般的な名称です。山頂から南東の大菩薩峠に延びる稜線上からは富士山や南アルプスの眺めが素晴らしく、気持ち良い山歩きを楽しむことができます。

コース紹介

上日川峠からの最短ルートの唐松尾根で大菩薩嶺山頂を目指します。山頂登頂後は、大菩薩峠への稜線歩きを楽しみ上日川峠へ下山します。

登山記録
登山日 2018年6月17日
天気 くもりのち晴れ
駐車場 上日川峠
コース 上日川峠(7:20)⇒福ちゃん荘(7:35)⇒雷岩(8:25) / 1時間5分 (CT 1時間40分)
雷岩(9:00)⇒大菩薩嶺(9:05)⇒(9:40)大菩薩峠(9:45)⇒上日川峠(10:20) / 1時間20分 (CT 2時間10分)
上日川峠より雷岩へ

上日川峠、ロッヂ長兵衛 (標高: 1,580m)

上日川峠は、駐車場あり、バス停あり、トイレあり、山小屋もある大菩薩峠の便利な登山口。この、ロッヂ長兵衛の右脇から登山道に入ります。

登山道

しばらくは、車の通れる林道の脇の登山道を歩きます。
この日は晴れ予報ながら、あいにくの天気。ま、これはこれで幻想的できれいではあるのですが。。

福ちゃん荘 (標高: 1,700m)

地図からの予想では緩やかな登山道だと思っていましたが、細かなアップダウンもあり、3週間ぶりの登山で意外としんどかった。
でも15分ほどで福ちゃん荘に到着。

唐松尾根

福ちゃん荘の先は登山道が2つに分かれますが、山頂への直登ルートである唐松尾根を選択。
尾根という名前が付いていますが、展望もなくあまり尾根っぽい感じがしない道でした。

頭を雲海の上に出し

ずっとガスの中を歩いている感じでしたが、振り返ると、雲の上に富士山がちょこんと頭を出していました。

雷岩 (標高: 2,030m)

最後に少し急な坂を上って雷岩に到着。この岩の上は、大菩薩嶺で最高の眺めを楽しめるポイントになっています。

富士山

雲海の上、正面に浮かぶのは言うまでもなく富士山です。

南アルプス

右側には南アルプスが北から南までバッチリ!

雲海に浮かび上がる大パノラマ
雲海に浮かび上がる大パノラマ

大菩薩嶺、大菩薩峠を経て上日川峠へ下山

大菩薩嶺山頂 (標高: 2,057m)

雷岩からの景色を十分に楽しんで、大菩薩嶺山頂へ。5分ほどで到着します。
ただし、山頂は木々に囲まれ展望は全くありません。ピークを踏むだけが登山ではないことを教えてくれる山です。。

大菩薩湖と富士山

大菩薩嶺登頂後は、大菩薩峠へ向けて稜線を歩きます。
富士山の姿を眺めながらの気持ちの良い稜線歩き。雲も少しずつ晴れて、大菩薩湖も見ることができました。

サラサドウダンと富士山

稜線上に咲いていたサラサドウダンの花。富士山をバックにパシャリ。

稜線

稜線上は少し岩場もありますが、概ね穏やかで、この時期は緑がとてもきれいです。

賽ノ河原

三途の川の河原を意味する賽ノ河原。賽ノ河原という場所は、いくつかの山にもありますが、いずれの場所でもケルン状に石が積んであります。
親に先立って亡くなった子供が、親への供養のために石を積むのだとか・・・

大菩薩峠

そして、本ルート最大のビューポインント大菩薩峠です。
大菩薩嶺と言えば、まずはこの景色が紹介されるほどの名所。天気もよくて、最高の眺めを楽しむことができました。

感想

5年ぶりに登った大菩薩嶺。前回は曇に覆われあまり展望を楽しむことができませんでしたが、今回は雨の翌日で、雲海の上に浮かぶ富士山、南アルプス、さらに美しい稜線をバッチリ楽しむことができました。
お手軽に登れる割には、本当に素晴らしい山だと思います。天気さえ良ければ。

登山情報
アクセス
上日川峠の無料駐車場に駐車しました。バスも運行しており、トイレ・山小屋もあるたいへんアクセスのよい登山口です。
危険箇所
危険な箇所はほとんどありませんが、稜線上の賽ノ河原前後にちょっとした岩場があります。
他ルート
西側の大菩薩峠登山口もアクセスのよい登山口です。
温泉
上日川峠より南に下った所には嵯峨塩鉱泉、天目山温泉、田野温泉などがあります。
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