グレート百名山3つ


水晶岳

( すいしょうだけ) 2,628m 日本百名山
長野県大町市, 富山県富山市
北アルプスほぼ全体を見渡せる素晴らしき展望

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 水晶岳山頂への稜線)

水晶岳の紹介
どんな山?

水晶岳北アルプスの中央部に聳える山で、山頂からは北アルプスの多くの山を見渡すことができます。標高2,986メートルで、ほぼ3,000メートルに迫る高山で、劔岳の次に高い山なのだそうです。
山頂付近で水晶が取れることからこの名が付いたそうですが、山肌が黒いことから黒岳とも呼ばれるそうです。

コース紹介

裏銀座縦走の3日目。前日から宿泊した水晶小屋から山頂を目指します。小屋からはコースタイムで40分と、かなり楽ちんなコースです。とは言え、水晶小屋まではどの登山口からもかなりの時間がかかりますが。。

登山記録
登山日 2017年8月26日
天気 曇り時々雨
駐車場 (信濃大町駐車場)
コース 水晶岳小屋(7:10)⇒水晶岳(7:40) / 30分 (CT: 40分)
水晶岳(7:50)⇒水晶小屋(8:20) / 30分 (CT: 30分)
鷲羽岳へ)
水晶小屋から水晶岳山頂へ!

水晶小屋の朝

裏銀座縦走3日目の朝。この日は午前中は雨、午後は晴れとの予報。
朝5時に起きてもものすごい風雨の音。6時頃になっても前日からの宿泊者は誰も小屋を発とうとはしませんでしたが、6時半頃になって、雨が止んで天気は急速に回復!
あわてて荷物をまとめて水晶岳へGO!まだ薄暗い雲残ってはいますが、、、

水晶岳へ

水晶小屋から水晶岳へはコースタイムで40分。山頂はすぐ目の前。外は徐々に明るくなり、雨の心配も無くなった感じです。

岩場

山頂まで近いとはいえ、水晶岳山頂付近には、このような岩場・ハシゴもあります。ここまで辿り着いた人にはこの程度の岩場は問題ないとは思いますが、油断は禁物。

水晶岳山頂 (標高 2,986m)

そして水晶岳山頂、標高2,986メートルに到着!天気は、前日から朝まで降り続いた雨から嘘のようなV時回復!
登頂直後に槍にかかっていた雲もすぐに晴れ、山頂からはまさに360度の大パノラマ!北アルプスの大部分を見渡すことができます。
ここから見えた北アルプスの峰々を北側から時計回りに紹介します。

劔・立山、赤牛

水晶岳のほぼ真北に位置するのが、中央奥にくっきりと黒いトンガリの劔岳、その右が立山連峰。手前の赤い山は赤牛岳

後立山連峰

劔・立山の東側には、左から白馬岳と白馬三山に、唐松岳。そして、2週間前に登った五竜岳と双耳峰の鹿島槍ヶ岳
手前には黒部湖

槍・穂、鷲羽

南に目を向けると、槍ヶ岳!そして、それに連なる穂高連峰。手前右は次に登る鷲羽岳

乗鞍、御嶽、笠

遠く左に乗鞍岳、右にうっすら御嶽山。右には見事に尖った笠ヶ岳

黒部五郎岳、雲ノ平

西にはカールが印象的な黒部五郎岳。その右手前には日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平

薬師岳

そして、どっしりとした薬師岳
これで、北アルプスの山々はほぼ網羅。(焼岳だけは見えませんでしたが)
どれも個性的で魅力的な峰々。そして岩と緑の見事なコントラスト。やっぱ、北アルプス最高です!!

感想

3日目。前日から降り続いた雨は見事に天気が回復し、素晴らしい景色を楽しむことができました。水晶岳からの展望は、おそらく北アルプス随一ではないかと思います。神様が作った自然の造形美にただただ感謝です。

登山情報
アクセス

烏帽子岳のページをご参考に)

危険箇所

山頂付近は岩場もありますが、北アルプスにあっては特に危険というほどではありません。

他ルート

北アルプス中心部に位置するため、いろんなルートが考えられます。鷲羽岳方面、雲ノ平、そして北の赤牛岳を経由するロングコース(読売新道)。

温泉

烏帽子岳の記録をご参考に)

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