どんな山? |
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北アルプスの最高峰である奥穂高岳(3,190m)を中心とする険しくも美しい山々。 観光地である上高地からも見える山岳風景は、雪と岩、水の青と空の青、夏の緑と秋の紅葉、色彩のコントラストが見事な日本を代表する山岳風景です。 標高差が大きく、岩場もあり、登っても楽しい山です。 |
コース紹介 |
初日は、上高地を出発し梓川沿いに横尾山荘で一泊。 二日目は、カール地形や紅葉で有名な涸沢を経由し、穂高の稜線上に建つ穂高岳山荘までを登る。 三日目は、いよいよ奥穂高岳に登頂。前穂高方面へ吊尾根を歩き、上高地まで一気に下る。 |
登山日 | 2013年8月16日~18日 |
天気 | 晴れ |
駐車場 | 沢渡駐車場 |
コース | 1日目: 上高地(14:15)⇒横尾(16:55) / 160分 |
2日目: 横尾(6:15)⇒本谷橋(7:20)⇒(9:55)涸沢ヒュッテ(11:00)⇒穂高岳山荘(14:10) | |
3日目: 穂高岳山荘(6:15)⇒(7:05)奥穂高岳(7:40)⇒紀美子平(9:35)⇒岳沢小屋(12:30)⇒上高地(15:00) |
紀美子平から上高地に下りる重太郎新道は、急な岩場、鎖場、長~いハシゴ等が連続する危険なコース。途中の岳沢小屋までは直線距離にして1キロ未満で標高を700メートルも下げる。慎重に下れば1つ1つはそれほど危険ではないが、とにかく危険地帯が延々と続く。体力・精神力共にきついコースだ。さすがにこの間は写真を撮る余裕ナシ。とりあえず急な下りが終わったところで、穂高を振り返って仰ぎ見る。よくこんな壁みたいなところを下りてきたものだと我ながら感心。
この先、上高地までは危険な箇所はナシ。ただし、3キロほどのゆるやかな道を延々と下る。急な下りで足にも疲労がたまっているため意外とキツイ・・・しかし、上高地まで戻ってきた時の達成感・充実感がハンパない。また、絶対にここを登りに来る!そう決意した山野であった。
水と空の青、雪の白、草木の緑、岩肌の茶、本来の険しい山稜を飾る豊かな色彩。
梓川沿いの穏やかなハイキングコース、ザイテングラート・吊尾根・重太郎新道の険しい岩稜の上り下り。変化の楽しめる登山道。
そして、日本第三位の高さを誇る山頂からの、槍・穂・笠・常念・乗鞍・焼岳を眺める大パノラマ。
山の美しさ、山の厳しさ、そして山を登る楽しさと、山の魅力を全て教えてくれる日本屈指の名山です。
アクセス |
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上高地はマイカーでの乗り入れは禁止されています。上高地手前10kmほどの国道158号線沿いの沢渡(さわんど)という所に大きな駐車場があるので、そこに駐車し、上高地行きのバスに乗り換えます。公共交通機関の場合は、松本電鉄新島々駅から上高地への直通バスがあります。 |
危険箇所 |
奥穂高の山頂に立つには、岩場を越える必要がありますが、ザイテングラートからのコースは、それほど危険ではありません。岩場初心者の方でも、慎重に登れば大丈夫だと思います。 重太郎新道は急な斜面に長い岩場、鎖場、ハシゴもある、難易度の高いコースです。初心者の方は、ザイテングラート経由での下山をお勧めします。 |
他ルート |
奥穂高岳までは、北側の北穂高岳からのコース、西の白出沢を登るコース、そして南西の西穂高岳からのコースがあります。いずれも今回紹介するコースよりも難しく、特に西穂高岳からのコースは北アルプス一の険路とも言われている難コースです。 時間と体力と技術があれば、紀美子平から前穂高岳に登ることをお勧めします。厳しい岩場の登り(難易度★4つ)が続きますが、奥穂高岳以上の展望を楽しむことができます。 |
温泉 |
上高地に上高地温泉ホテル, 上高地ミエスタホテル, 上高地アルペンホテル,山のひだやなどの日帰り温泉があります。 また、駐車場の沢渡付近にも温泉はたくさんあります。 |