グレート百名山3つ


荒島岳

( あらしまだけ) 1,523m 日本百名山
福井県大野市
別名大野富士と呼ばれる北陸の独立峰

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 六呂師高原からの荒島岳)

荒島岳の紹介
どんな山?

荒島岳は、福井県大西の山です。大昔にこの付近に火山があったそうで、長い年月をかけて現在の形になったのだそうです。現在は、火山活動の形跡は見られませんが、その山容から大野富士とも呼ばれます。

コース紹介

JR勝原付近にあったカドハラスキー場跡地からのルートで、荒島岳への最もポピュラーなルートのようです。

登山記録
登山日 2018年8月3日(金)
天気 曇り
駐車場 カドハラスキー場跡駐車場
コース カドハラスキー場跡(10:50)⇒リフト終点(11:25)⇒シャクナゲ平(12:45)⇒荒島岳(13:40) / 2時間50分 (CT 3時間20分)
荒島岳(14:05)⇒シャクナゲ平(14:45)⇒リフト終点(15:30)⇒カドハラスキー場跡(15:55) / 1時間50分 (CT 2時間20分)

カドハラスキー場跡駐車場 (標高: 350m)

昔あったカドハラスキースキー場の駐車場。現在は、荒島岳の登山口になっていてトイレもあります。
スキー場のゲレンデ跡は緑がきれいですね。しばらくはこの斜面の中を登っていきます。

カドハラ桜坂

登山道の登りはじめの道の両脇に桜の木が植えてあります。まだだいぶ小さいですが、桜の名所にしてはちょっと坂が急なような・・・

ガレ場

コンクリートの坂道を右に折れると、スキー場のリフトの支柱跡を過ぎると、石がゴロゴロした登りに。こういう道は下りの時に歩きにくい。

リフト終点

リフトの支柱跡が出現して、ここが以前あったスキー場のリフトの終点だそうです。この先に「荒島岳登山口」の標柱があり本格的な登山道となります。

トトロの木

少し登るとトトロの木と呼ばれるブナの木があります。このあたりの景色を見たある登山者が「トトロの森みたい」と言ったことからそう名付けられたのだとか。。木の根と両側の樹木からそのように見えたのかもしれませんね。

木段の急登

次第に登山道は急になり、木段も出現します。長い樹林帯の登りが続きます。

シャクナゲ平 (標高: 1,204m)

急登を登りきって出現するのがシャクナゲ平という広場。シャクナゲの花が咲くのでそう名付けられたのでしょうけど、自分が見た限りでは、シャクナゲらしい花も葉も確認することができませんでした。。
ここは分岐点にもなっていて、左側が荒島岳山頂です。右に入ると小荒島岳。

もちが壁(鎖場)

いったん少し下って、登り返す所がもちが壁と呼ばれる鎖場。と言っても、岩や木が階段状に積み上げられていて、鎖を使う必要はありません。

大野平野

登山口からずっと樹林帯の中を登ってきましたが、少し登って振り向くと、緑が綺麗な大野平野の眺め。手前の小さなピークは小荒島岳

荒島岳現る

もう一か所ロープのある岩場を登って、前荒島という地点。ここでようやく荒島岳の姿(中央よりやや左)をとらえることができました。
手前の小高い丘は中荒島

岩場

中荒島の手前に3ヶ所目の岩場があります。ここが一番急な岩場でロープを使った方が安心です。

山頂目前

中荒島を過ぎると緩やかな登りなって、のある山頂はもう目の前。

荒島岳山頂 (標高: 1,523m)

そして、荒島岳山頂、標高1,523メートルに到着。この日は少し空がもやっていて、残念ながら眺望は聞きませんでしたが、晴れていれば白山や北アルプスの峰々を見渡すことができるそうです。

大野平野

周りの山の景色はイマイチでしが、水田の広がる大野平野は綺麗でした。
山頂付近はたくさんの花が咲いています。

荒島岳の花々
荒島岳の花々 荒島岳の花々 荒島岳の花々 荒島岳の花々 荒島岳の花々 荒島岳の花々 荒島岳の花々 荒島岳の花々

荒島岳の雄姿

下山後、六呂師原高原の温泉へ。ここから眺めた荒島岳は、富士山にも似たなかなか素晴らしい姿でした。

感想
天気が良くなかったため、山頂からの眺めはあまりよくありませんでしたが、麓からの荒島岳の姿はなかなか素晴らしいものでした。登る山というよりは、周囲から眺める山なのかもしれません。
登山情報
アクセス
カドハラスキー場跡駐車場の入り口は少し分かりにくいですが、国道158号線の勝原駅を過ぎて、左側にカドハラスキー場の看板がある大きなカーブを曲がると、すぐ右側に駐車場に続くやや細い道があります。
カドハラスキー場跡の駐車場にはトイレもあり、登山口として整備されています。
危険箇所
シャクナゲ平から荒島岳山頂までは、何か所か鎖やロープのある岩場がありますが、慎重に登ればほぼ問題はありません。
他ルート
北西からの小荒島岳を経由する中出コース、最短ルートの佐開コース、南東の越前下山駅からの新・下山コースがあります。
温泉
大野市には六呂師高原うらら館や、あっ宝んどなどの温泉の他、少し南には九頭竜温泉などがあります。
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