グレート百名山3つ


茅ヶ岳

( かやがたけ) 1,704m 日本二百名山
山梨県北杜市、甲斐市
南アルプスを望む最高の展望台

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 茅ヶ岳山頂にて)

茅ヶ岳の紹介
どんな山?

茅ヶ岳は奥秩父主脈の南西に位置する山です。20万年前の噴火活動でできた火山なのだそうですが、現在は観測対象外で噴火の恐れは極めて低いようです。

日本百名山の著者、深田久弥が亡くなった場所としても知られる山です。日本二百名山に選出されており、山頂からは富士・南アルプス・八ヶ岳・奥秩父と素晴らしい大パノラマが広がります。

コース紹介

深田公園から女岩を経由して茅ヶ岳という最もポピュラーなルートを往復しました。

登山記録
登山日 2017年11月25日
天気 晴れ
駐車場 深田記念公園駐車場
コース 登り:深田公園入口(7:35)⇒女岩(8:25)⇒深田久弥終焉の地(8:55)⇒茅ヶ岳(9:10) / 1時間35分 (CT: 2時間20分)
茅ヶ岳(9:40)⇒女岩(10:10)⇒深田公園入口(10:40) / 1時間 (CT: 1時間40分)
深田公園から茅ヶ岳へ

深田公園入口駐車場 (標高: 940m)

中央道韮崎ICを降りてほぼまっすぐ一本道でこの駐車場にたどり着きます。あまりのアクセスの良さにびっくりでした。しかも、水洗トイレもあり、これほど便利な登山口はないんじゃないか?と思えるほど便利です。
登山口はこの奥から。

まっすぐな登山道

登山口を入ると、とにかくまっすぐな登山道が進みます。途中、林道を横切りさらにまっすぐ。傾斜も緩やかでなんとも歩きやすい登山道。

女岩 (標高: 1,300m)

少しずつ傾斜がきつくなって現れるのが女岩。といっても、岩の崩落が激しく、現在は近くに立ち寄ることができません。この先にある屏風のような岩のようですが、この場所からは形もよくわからず少し残念でした。

岩場

登山道は女岩の所を右に曲がりますが、岩場になっています。危険な岩場ではありませんが慎重に。

落ち葉のジグザグ急登

岩場が終わると、やがてジグザグの急登を登るようになります。この時期は、落ち葉で埋もれて道が分かりにくいです。また、落ち葉に隠れて、岩や木の根がある場合もあるので、慎重に歩いてください。

深田久弥終先生焉の地

標識のある所を左に曲がって、少し進むと、「深田久弥先生終焉の地」があります。登山中にこの場所で急に脳卒中で倒れたのだそうです。献花される方もいらっしゃるんですね。

岩場

山頂の下は岩場になります。ロープもありますが、これは登山道を示すロープだと思われます。少し段差が大きい所もあるので慎重に。

茅ヶ岳山頂 (標高: 1,704m)

そして、茅ヶ岳山頂、標高1,704メートルに到着!後ろに見えるのは、前日に登った八ヶ岳。この日も残念ながら雲の中。
でも、山頂からは大パノラマが広がります!

富士山

何と言っても、富士山!
甲府盆地越しに見える姿はやはり素晴らしいです。

南アルプス

そして富士山以上の迫力で聳えるのが南アルプスの峰々。

甲斐駒ヶ岳

特に甲斐駒ヶ岳の眺めが秀逸です。

鳳凰山(地蔵岳)

さらに、鳳凰山。望遠で撮ると、オベリスクもきっちり写りました!
最後にパノラマ写真でどうぞ。

山頂からの大パノラマ
山頂からの大パノラマ

おまけ

深田記念公園

登山口の脇に深田記念公園があります。公園と言っても小さな広場。
深田氏の業績を開設した看板があるのですが、深田の文字を黒く塗りつぶした落書きがあり、ちょっと不愉快です。
百名山に批判的な方もいらっしゃるようで、、、批判をするのは自由ですが、もし批判の意味でこんないたずらをしたのだとしたら最低ですね。

ソーラーパネル

もう一つ気になったのがこのソーラーパネル。登山口付近で設置を進めているようです。詳しくはわかりませんが、木を伐採して設置しているという話もあり、ちょっと複雑な気持ちです。

感想

とにかく山頂からの展望が素晴らしかったです。特に南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山を眺める場所としては、距離的にもここ以上の場所はそうそう無いと思います。

山頂付近に樹木があるため、葉が落ちた冬の方が木で眺めを遮られず、素晴らしい景色を楽しめるようです。

登山情報
アクセス

深田記念公園の手前に20台ほどのスペースの駐車場があり、水洗トイレもあります。中央道の韮崎ICからも近く、とても便利な登山口です。

JR韮崎駅から、1日1便ですがバスも運行されています

危険箇所

女岩の先と、山頂直下に岩場がありますが、慎重に進めば問題ないレベルです。

他ルート

女岩を経由せずに直接登るルートや、北側の金ヶ岳を経由するルートなどがあります。

温泉

韮崎市内にも温泉はいくつかあるようですが、自分が行ったのは韮崎旭温泉というところで、炭酸泉の素晴らしいお湯が楽しめました。

このページについて