グレート百名山3つ


吾妻山(西吾妻山)

( あづまやま) 2,035m 日本百名山
山形県米沢市、福島県耶麻郡
吾妻連峰の最高峰。ちょっと変わった山頂。

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 眺望の無い西吾妻山山頂)

吾妻山(西吾妻山)の紹介
どんな山?

吾妻連峰は、山形県の南東の端、福島県との県境付近に東西に広がる山塊。東側は一切経山、吾妻小富士など、火山の景色なのに対して、西側は湿原のある穏やかな景色。最高峰は、今回登る西吾妻山の2,035メートルです。

コース紹介

天元台ロープウェイを使って、最短で吾妻連峰の最高峰西吾妻山を目指すコースです。途中には湿原もあり、のんびりと山の景色を楽しみたいところです。

登山記録
登山日 2016年8月14日
天気 くもり
駐車場 天元台ロープウェイ湯元駅駐車場
コース 北展台(9:00)⇒かもしか展望台(9:10)⇒梵天岩(9:45)⇒(10:10)西吾妻山(10:25)⇒梵天岩(10:30)⇒北望台(11:10) / 2時間10分 (CT 3時間)

天元台ロープウェイ湯元駅 (標高: 920m)

吾妻連峰の最高峰西吾妻山へ。今回は、ロープウェイとリフトを使います。使わなくても標高差1,000メートルほどなのですが、東北遠征4日目の疲れもあって、ちょっと楽をします。

リフト

ロープウェイの後は、リフトです。冬はスキー場とあって、リフトが3本も繋がっています。うーん、楽ちん!

北望台 (標高: 1,820m)

ロープウェイとリフトを3本乗り継いで、終点が北望台と呼ばれるところ。既に、標高1,820メートル。名前のとおり、北側の展望がいいところなんだろうけど。。。
リフト沿いに3つの鐘があって、全て鳴らすと願い事がかなうのだそうです。すぐ脇に登山道入口。

分岐

登山道を少し登ると、すぐに分岐があります。左は人形石経由のコース。眺めはいいらしいけど、あいにくの天候なので、右側の最短コースへ。

かもしか展望台 (標高: 1,930m)

中程度の大きさの岩がゴロゴロした道を登ると、かもしか展望台。ここも、天気良ければね・・・

大凹

まもなく木道の道となり、湿原状の場所に出ます。このあたりが大凹というあたり。

ガスの中

湿原と稜線。自分の好みの景色なのですが、いかんせんガスがね・・・

岩の急登

湿原を進むと、その先は大きな岩がゴロゴロした急登に。手を使うほどではありませんが、歩くのには少々注意が必要。

梵天岩

梵天岩と呼ばれる岩。ガスが濃くて、全容が良く分からなかった。

吾妻神社

その先は天狗岩・吾妻神社。ここでミス!本来は、この辺りを左に曲がるのが西吾妻山への最短コースなのですが、ガスのためコースが良く見えず、この社も見え、ピンクのマーキングもあったため、直進方向へ進んでしまいました。この先、西吾妻小屋のあたりで、西吾妻山への分岐があるのですが、10分ほどのタイムロス。こういう比較的安全な山、しかも迂回コースもあったのでよかったですが、ガスで道を間違った経験はこれが初めて。やっぱりガスには注意が必要ですね。

秋の気配

その先にも湿原状の場所がありましたが、やや赤・黄に染まりかけて、8月中旬で早くも秋の気配です。また、この辺りは花もたくさん咲いているらしいのですが、既に花も少なかったです。咲いてたのは、ウメバチソウ、リンドウなどの秋の花。

西吾妻山山頂 (標高: 2,035m)

そして西吾妻山山頂、標高2,035メートルに到着!ヤッホーと叫びたいところですが、木に囲まれて周りは全く見えない。しかも、狭い!!噂には聞いていましたけど、こんな山頂らしくない山頂は初めてでした。。

西吾妻山山頂からの景色をパノラマ写真で・・・
西吾妻山山頂からの景色をパノラマ写真で・・・

感想

この日は天気が悪くて、山頂付近はガスだらけ。湿原ももう秋の気配で花も少なめ。もう少し早い時期の方がよいようです。

山頂は、えっここが!?というほど小さな山頂。しかも周りは木で囲まれて眺望はありません。周りの人も苦笑って感じでした。展望を楽しむなら、少し先の西大巓まで行けば、磐梯山などの眺望が楽しめるそうです。

登山情報
アクセス

天元台ロープウェイの駅までは、JR米沢駅よりバスが出ているそうです。

危険箇所

梵天岩への登りは、大きな岩がある急登で、このコース一の難所です。と言っても、注意して歩けばまず問題ないでしょう。

他ルート

天元台ロープェイの湯元駅付近、若女平登山口というところから、西吾妻山へ登るコースがあります。

温泉

天元台ロープウェイの麓白布温泉にいくつか日帰り可能な温泉宿があるほか、裏磐梯にもたくさんの温泉施設があります。

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