グレート百名山3つ


妙高山

( みょうこうさん) 2,454m 日本百名山
新潟県妙高市
越後富士とも呼ばれる立派な火山

体力 :
難易度:
満足度:

(写真: 大倉乗越からの妙高山)

妙高山の紹介
どんな山?

妙高山は新潟を代表する山で、越後富士とも呼ばれる名峰です。外輪山もあり、迫力のある立派な火山です。

コース紹介

前日の高谷池ヒュッテから、黒沢池ヒュッテを経由して妙高山に至るコースです。大倉乗越で外輪山を越え、最後に急登で妙高山山頂に到達します。

登山記録
登山日 2016年7月31日
天気 晴れ後くもり
駐車場 (笹ヶ峰駐車場)
コース 高池谷ヒュッテ(6:00)⇒(6:45)黒沢池ヒュッテ(6:55)⇒大倉乗越(7:15)⇒長助池分岐(7:50)⇒妙高山(8:50) / 2時間50分 (CT 3時間20分)
妙高山(9:05)⇒(10:40)黒沢池ヒュッテ(11:00)⇒富士見平(11:40)⇒笹ヶ峰(13:15) / 4時間10分 (CT 4時間40分)
高池谷ヒュッテより妙高山山頂へ

さらば火打山

前日は火打山に登って、高谷池ヒュッテでテント泊。軽い朝食をとって、テントも片付けて、さぁ出発!
高谷池のほとりから、火打山が見えました。今日はいい天気になるかな?

妙高山への分岐

高谷池ヒュッテを出ると、火打山と妙高山への分岐点。今日は右側へ!
その先はしばらくゴロゴロした岩が転がる坂を登ります。

キヌガサソウ

坂を登りきると、しばらくはゆるやかな道。途中で一箇所キヌガサソウが咲いていました。もう終わっているかと思っていましたが、まだ残っていて良かった!
写真じゃ分からないけど、大きな花なんですね。

茶臼山 (標高: 2,171m)

しばらく進むと、茶臼山の標識。と言ってもピークらしくなく、展望も無し。山頂だと思わない方がよいですね。。そのまま素通りします。

黒沢池&妙高山

茶臼山から少し下ると、目の前が開けて、眼下に黒沢池、遠くに妙高山が見えます。なかなか雄大な景色ですね。

黒沢池ヒュッテ (標高: 2,000m)

道を下ると、ドーム型の黒沢池ヒュッテに着きました。火打・妙高の山小屋はいずれも個性的な形。ちなみに、外国人がオーナーのようでした。
ここにザックを置いて、サブサックで妙高を往復しました。

大倉乗越 (標高: 2,140m)

黒沢池ヒュッテからの少し急で岩ゴロゴロの道を登ると、大倉乗越です。
目の前に妙高山がどーんと圧倒的な存在感で現れました!天気も良し。今日は山頂からの眺めも期待できるぞ!

急な下り

大倉乗越の先は、何箇所か、ロープのある急な坂を下ります。ここはとても滑りやすいので、慎重に降りましょう。
下りきると、ゆるやかなトラバース気味の道です。

水場

実は、今回の山旅、帽子を忘れてしまいました。この晴天で、正面から太陽の日差しがきつい。暑さで体がオーバーヒートしそうになったころ、水場が現れました。この水は飲んでも大丈夫そうです。頭からも水をかぶって、体の熱を冷ましました。

長助池分岐 (標高: 2,030m)

水場から少しで分岐点。長助池方面に進むと、東側の燕温泉の登山口に続きます。

急登

長助池の先は、妙高山への登り。岩が続きますが、ここは足の置き場が分かりやすくて、個人的には歩きやすい岩場。

ヒメシャジンの群生

妙高山は、前日の火打山と比べると花は少なめ。でも、ところどころに花が咲いています。このヒメシャジンは立派でした。

弁慶七戻り?

妙高山への登りは次第に斜度を増します。ふと現れたのがこの岩。岩の上に大きな岩が乗っている不思議な光景。筑波山の弁慶七戻りにも似た奇岩ですが、ここは、岩の隙間ではなく、左側をすり抜けます。

山頂見えた!

妙高山山頂までは急登の連続。上から降りてきた方に、「山頂はまだですかね?」と尋ねたところ、「あそこに見えてますよ!」と教えてくれました。山頂が見えると、俄然元気が出てきますね。
ちなみに、自分が下山した際も、この場所で、「山頂はまだですか?」と聞かれました。ちょうどこのあたりが疲れてくる場所なんでしょうかね?(^^)

ロープもある岩場の急登を登ると、洞穴の祠があります。これを左上に登ると。。。

妙高山北峰 (標高: 2,446m)

ハイ、妙高山北峰、標高2,446メートルに到着です!麓ではあんなに天気が良かったのに、山頂についたらまたガスガス。。。ついてない。。。

火打山

せっかくの山頂からは周りの景色も見えず、さあ下山しようかと思ったときに、雲の間から火打山が頭を出しました!「また来てね」という挨拶だったのだろうか。。
ちなみに、妙高山には北峰と南峰があり、三角点があるのはここ北峰ですが、最高点は南峰の2,454メートルだということに下山後に気づきました。。

笹ヶ峰へ下山

黒沢池湿原

妙高山から、黒沢池ヒュッテまでは来た道を戻る。置いていたザックを拾って、登山口の笹ヶ峰方面へ。
その途中に広がるのが黒沢池の湿原。火打山の麓の高谷池や天狗の庭よりも、こちらの方が広くて、本当に気持ちのよい湿原でした。

ハクサンフウロ

花は天狗の庭の方が多いですが、この日は、こちらにしか見れなかった花もありました。シンプルできれいなピンクの花です。
そのまま笹ヶ峰まで下山。途中、土砂降りの雨に降られましたが、なんとか無事下山できました。

黒沢池の湿原全景です
黒沢池の湿原全景です

感想

大倉乗越から見えた妙高山に期待に胸を躍らせましたが、山頂に到着した頃には残念ながらガスガス。でも、あの時見えた勇姿は、また絶対に登ってやると思わせるかっこいい山でした。

下山途中の黒沢池の湿原も広々としてとても綺麗でした。

登山情報
アクセス

笹ヶ峰へは、JR妙高高原駅からのバスが出ています。

危険箇所

大倉乗越からの下りの岩場が一番の危険ポイント。ロープもあるので慎重に。妙高山への上りも岩がゴロゴロの急登で注意が必要です。

他ルート

東側の燕温泉からのコースは、火山ならではの荒々しい景色を楽しむことができるようです。妙高山だけ登るならそちらのコースも良さそうです。

温泉

妙高高原にはたくさんの温泉があります。こちらのページをご参考に( 妙高市観光協会 )

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