ぷらっとトラバース 第40座

根本山

( ねもとやま) 1,199m 関東百名山
栃木県佐野市、群馬県桐生市
信仰の山。倒木の多い荒れたルートを登る
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 根本山山頂)

登山記録

登山日 2015年6月14日(日)
天気 曇り
駐車場 県道337号線終点駐車場
コース 登山: 駐車場(10:25)-(道に迷い15分ロス)⇒中尾根コース入口(11:00)⇒中尾根十字路(12:10)⇒根本山(12:20) / 115分(15分ロス)
下山: 根本山(12:30)-(道に迷い10分ロス)⇒駐車場(13:45) / 75分(10分ロス)
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写真 駐車場⇒中尾根コース入口⇒中尾根十字路⇒根本山

県道337号線終点

根本山登山のスタート地点は県道337号線終点の駐車場から。路肩に20台ほど駐車できるスペースがある。ただしトイレは無い。

林道

根本山へは、駐車場先の「四輪車両通行禁止」の看板のある林道を進む。通行禁止なのは四輪車両であって人間ではない。じゃぁ二輪はどうかわからないが、たぶんやめておいたほうが無難。。

根本山登山コース

林道を5分ほど進めばこの看板がある。なぜか「コースタイム」の文字だけ新しく、、それ以外は文字が消えかけている。結局通常のコースは中尾根コースだけなのか??何となく不安感が山野の脳裏をよぎる。

不死熊橋

コースタイムの看板のすぐ裏が不死熊橋。なんとなく手入れの行き届いていない荒れた感じだ。。

中尾根コースへの分岐1

不死熊橋を少し進むと左側にこの分岐が現れる。(なお、山野は完全にボーっとしていて、この分岐を一度見過ごしてしまった。)右には「倒木のため立ち入り禁止」との看板もあるが、中尾根コースへはこの先を進むしかない。だが、目の前の倒木はさらに不気味な予感。。。

登山道入口

その後も倒木を越えて林道を進めば、この登山道入口に着く。ここを右に入ると中尾根コース。

中尾根コース

それまでの倒木のあった林道と比べると、登山道の中尾根コースは意外と歩きやすい道。最初の頃は森の中の急な斜面をジグザグに登る。

中尾根コースは目印がかなり乏しい。唯一といっていいほどの目印がこの祠。ここで、中尾根コースの1/3ほどの地点だ。

難所?

祠の後にすぐ現れるのがこの難所。倒木の下をくぐって、ロープも頼りにしながら、足場の悪いところを下りる。それほど危険な訳でもないが、慎重に。

迷いそうな箇所?

さらにその先10分ほどで、先が分からない箇所があった。この木の裏を右に回りこむのが登山道。マーキングもなく少し迷いやすい。

ロープ

すぐ先に岩場があって、ロープも取り付けてある。さほど危険な訳でもないが、この日は雨の後なので少し滑りやすかった。念のためロープも掴んで、慎重に通過する。

中尾根十字路

ロープのある岩場を後にし、尾根上の道を坦々と40分ほど登ると、やがてこの中尾根十字路と呼ばれる箇所に着く。「十字路」だが、道標は2方向しか行き先が書かれておらず、根本山の方向が示されていない。。。なんて不親切なんだろう。。。まっすぐ上に登れそうな道(写真左)があったのでそこを登る。

根本山山頂

中尾根十字路から最初は急登であるが、やがてゆるやかな登りとなり、まもなく根本山山頂1,199メートルに到着!木々に囲まれて残念ながら展望は無い。

少し休憩して来た道を折り返すが、実は中尾根十字路に戻る途中で道を間違えた。マーキングに沿って下りて来たつもりが、中尾根十字路より少し西側の根本沢コースの方に下りてきてしまったようだ。。引き返そうか迷っていると、根本沢コースを登ってこられた3人組の方に遭遇。その方たちも迷ってそこまで来られたとのことであったが、4人で相談し合ってなんとか中尾根十字路まで行くことができた。あとは来た道を下る。


感想

正直言うと、なめてました。。桐生市のホームページにハイキングコースかのように紹介されているので、誰もが安全に登れるコースだと思っていましたが、倒木はあるは、迷いやすい箇所はあるわで、2回も道を間違ったのは、これがおそらく初めてかも??

とは言え、数箇所の危険箇所・迷いやすい箇所を除けば、歩きやすい道で楽しく登ることができました。

参考情報

県道337号線終点付近は、路肩に20台ほど駐車できるスペースがあります。ただし、トイレはありません。
中尾根コースも迷いやすい箇所があると書きましたが、途中でお会いした方の話では、根本沢コースはさらに迷いやすいようです。しかも道は「ぐちゃぐちゃ」だったのことで、一般の登山者は中尾根コースが無難だと思います。

根本山山頂は展望はありませんが、南東の熊鷹山は展望がよいとのことです。稜線はアップダウンの少ないコースとのことなので、時間に余裕のある方は、熊鷹山経由で不死熊橋まで戻るコースを辿るのがよいと思います。