登山記録
登山日 | 2015年7月20日(月祝) |
天気 | 晴れのち曇り |
駐車場 | 女夫淵温泉市営駐車場 |
コース |
登山: 女夫淵温泉(7:25)⇒八丁ノ湯(8:20)⇒日光沢温泉(8:40)⇒鬼怒沼(10:40) / 195分 |
下山: 鬼怒沼(11:40)⇒日光沢温泉(12:45)⇒八丁ノ湯(13:00)⇒女夫淵温泉(13:50) / 130分 |
next | 2週間後日光白根山へ |
写真 女夫淵温泉より奥鬼怒温泉を経て鬼怒沼へ
女夫淵温泉市営駐車場(標高: 1,120m)
7時頃に女夫淵(めおとぶち)温泉の駐車場に到着。80台ほど止めることができる大きな駐車場だが、奥鬼怒温泉の客も使用するため、前日からのお客さんのためか、7時にはほぼ満車。バスで来られる方も多いようだ
奥鬼怒歩道
駐車場の脇にある水色の橋を渡ると、右手に立派な階段があります。川沿いの平らな道を歩くものだと思っていたので、いきなりビビらされました。
「山を甘くみないで!」の看板があるが、すいません甘く見てました・・・
鬼怒川に架かる橋
少し下って、鬼怒川に架かる立派な橋を渡ります。渡った先でその先のルートが一瞬分からずパニックに・・・よく見ると、左側に道があった。
この先はしばらく鬼怒川沿いを歩く。
渓流
がけ崩れの箇所などもあるが、おおむねなだらかな森の中の道を進む。時折、鬼怒川の渓流も見える。
八丁ノ湯(標高: 1,304m)
一時間ほどで八丁ノ湯に到着。ロッジ風の建物で、想像していたよりも大きくてきれいだ。鬼怒沼へは左脇を進む。
加仁湯
さらに10分ほどで次の温泉宿加仁湯に到着。今度は、本格的な旅館風の立派な建物だ。
手白沢温泉への分岐
加仁湯の手前を左に曲がると、この看板がある。この階段を左に行くと手白沢温泉への道。ここからさらに登るって、かなりの秘湯に違いない。
鬼怒沼へは右の林道を進む。
日光沢温泉 (標高: 1,391m)
さらに10分ほど歩くと、日光沢温泉にたどり着く。ここは、山小屋風の建物だ。時間的にはここがほぼ中間地点。湧き水もあるし、右手にはベンチもある。ここで一息ついてこの後の登りに備える。
ずっと緩やかな登りだったが、既に400メートル弱登ってきている。鬼怒沼への残り600mは急登。写真左側の建物の下をくぐっていく。
ヒナタオソロシノ滝
日光沢温泉の先はしだいに急な登りとなる。しばらく登るとヒナタオソロシノ滝と書かれたつり橋が現れる。
オロオソロシノ瀧
さらにオロオソロシノ滝という滝を見ることができる。
書籍関東百名山では、「オロオソロシノ滝展望台を過ぎると傾斜はゆるやかになってきて」とあるが、これは誤り。その先もしばらく登りは続く。。。
急登
この写真のような岩や階段の急登はしばらく続く。特に危険ではないが、標高差400メートルを一気に登る。鬼怒沼にたどり着くためには超えないといけない難所だ。
ベンチ
このベンチのあたりでようやく急登は終わり。ここで休憩を取る人が多いようだ。山野もしばし休憩。
木道
先のベンチを過ぎると、傾斜はゆるやかになり、木道も現れる。いよいよ、湿原に到着か!?と思ったが、この先は意外と長く、湿原までは1時間弱かかる。すべりやすい階段、ぬかるんだ箇所もあり要注意。
鬼怒沼到着!(標高: 2,020m)
森の中の登りもそろそろ飽きてきたころに、突如目の前が開ける。鬼怒沼、標高2,020メートルに到着!この景色を一瞬見ただけで、登りの苦労が報われた気になった。
ワタスゲ
この時期、一番たくさん咲いていたのはワタスゲ。その名の通り、綿のような地味な花だが、湿原の緑に対してアクセントを添えてくれている。
鬼怒沼山(標高: 2,141m)
沼の奥に見えているのが鬼怒沼山。ちょうど風が止んで、逆さ鬼怒沼山が綺麗に撮れた!
燧ヶ岳
ちょっ雲がかかっているが、尾瀬の燧ヶ岳も見えた!鬼怒沼は尾瀬ヶ原よりも600メートルも標高が高い。人も少なく、秘境ムードが漂うが、その分、静かに風景を楽しむことができる。
逆さ・・・
最も大きな金沼に映る山と雲。左の山は根名草山。あまり聞きなれない山だがなかなか立派な山容だ。そして、右の山頂が雲で覆われている山が、後で分かったが、日光白根山。山頂が見えなくても存在感ある山だ。
感想
多少は期待していたのですが、予想以上に美しい場所でした!天気がもう少しよくて、もう少し花が多ければ星5つだったかもしれません!
とにかく人が少なくて静かです(この日は三連休の最終日で50人程度)。尾瀬ほどの華やかさ、尾瀬ほどの広さはありませんが、美しい景色をゆっくり堪能することができます。
(山野は立ち寄りませんでしたが)途中の温泉につかるのもいいでしょう!ただし、そこから1時間以上歩かなければなりませんので、温泉に入るのであれば宿泊するのが良いと思います。
参考情報
女夫淵温泉まではかなり距離はありますが、しっかりと舗装された車道です。一部細い区間もありますが、それほど疲れません。
女夫淵温泉には80台ほど止めることができる大きな駐車場があります。ただし、奥鬼怒温泉の客も使用するため、私が到着した7時頃には既にほぼ満車でした。
大清水や尾瀬沼からのコースもあるようですが、かなり長い時間かかるようです。このコースが最も短くて簡単ですが、それでも3時間弱の時間がかかりました。
危険な箇所はありませんが、日光沢温泉の先の登りは結構急です。雨の後はすべりやすいため、注意が必要です。
鬼怒沼山の山頂には実は登っていませんが、関東百名山の本でも、山頂には登らずに鬼怒沼の奥で折り返すコースになっているのです。
途中に温泉宿が3件あります。個性が異なる宿ですので、お気に入りの所に泊まるのも良いでしょう!