ぷらっとトラバース 第53座

武尊山

( ほたかやま) 2,158m 関東百名山 日本百名山
群馬県利根郡みなかみ町、川場村
岩場の先に美しい稜線と大パノラマ
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 武尊山山頂にて)

登山記録

登山日 2015年9月12日(土)
天気 晴れ
駐車場 裏見ノ滝入口駐車場
コース 登山: 裏見ノ滝入口(7:20)⇒武尊林道終点(7:50)⇒(8:35)手小屋沢避難小屋(8:35)⇒武尊山山頂(10:05) / 2時間45分(CT 3時間50分)
下山: 武尊山山頂(11:00)⇒裏見ノ滝入口(13:00) / 2時間0分 (CT 2時間50分)
next 翌日至仏山へ!

写真 裏見ノ滝入口から武尊山山頂をピストン

裏見ノ滝入口駐車場 (標高: 1,105m)

藤原湖より林道を登り、裏見ノ滝・武尊神社の付近まで来ると、比較的広い駐車場がある。実は、林道はその先も続いており駐車場もあるのだが、未舗装、傾斜もきつい道なので、RV車以外はやめておいた方が無難だと思う。

武尊神社

駐車場より林道を少し進むと、すぐにこの赤い鳥居の武尊神社がある。無事をお祈りして先に進もう。

林道

林道をゆるく上りながら進む。先日の台風がもたらした大雨の影響か、水が川のようになっている箇所もあった。とはいえ、歩くのには支障なし。どんどん先へ進む!

武尊林道終点 (標高: 1,305m)

林道の終点とされる所。剣ヶ峰山を経由するコース(右)と、手小屋沢避難小屋を経由するコース(左)とに分かれる。今回は左の手小屋沢避難小屋のコースに入る。
実は、帰りは剣ヶ峰山を経由するコースを予定していたが、ガイドブックに増水時注意とあったことから、危険を回避し、手小屋沢経由のルートのピストンとした。

川を渡る

何度か(確か3度だったと思う)川を渡る。大雨の後だったが、ここはそれほど水量が多くはなく、問題なく渡ることができた。

木の根の登り

川が涸れたあたりから登山道は次第に斜度を増す木の根の大きな段差が何箇所かあり、危険というほどではないが多少難儀する。

手小屋沢避難小屋分岐 (標高: 1,655m)

急な斜面を登りきると、この分岐に出る。少し開けた場所で、ここで少し休憩を取った。

手小屋沢避難小屋へ

少し不思議なことに、手小屋沢避難小屋は、先ほどの手小屋沢避難小屋分岐のさらに先のところにある、この写真の分岐を左に下りた所にあるこの尾根の道からは、屋根だけ少し見えた。3人が泊まれるほどの小屋なのだそうだ。

木の根again

分岐の先しばらくはゆるやかな登りとなるが、やがてまた木の根の登りとなる。それほど急な登りではない。

鎖場その1

そして現れたのが鎖場!山のは武尊山が載ってるガイドブックを2冊持っているが、一方の本では、鎖場は4箇所、もう一方では5箇所となっている。4番目と5番目との距離が短いからか、3番目が短いからカウントしていないのかは分からないが、山野の感覚では、鎖場は5箇所。最初の鎖場は、ハシゴまでが少し長く緊張する。

鎖場その2

2番目は、逆に、ハシゴの上の鎖場が、手がかりが少なく少し難しい。ちなみに、左側の方が登りやすい

鎖場その3

3番目。右のハシゴを使えば、鎖を使う必要はない。ハシゴはいずれも新しいように思える。ここは、鎖だけなら結構難しいかもしれないが、ハシゴを使えば非常に簡単に通過できる。

鎖場その4

ここは2段になっていて少し長いが、やはりハシゴを使えば簡単に登れる。今になって思えば、あえてハシゴを使わない方が面白かったかも、、、

最後の鎖場

長いハシゴ。横に鎖があるが、ここは鎖だけだと結構怖いと思う。ところで、このハシゴっていつ頃設置されたんだろう?昨年出版されたガイドブックにもハシゴとは一切書かれていないのだが。。。

稜線

5箇所の鎖場(ハシゴ場)を超えると、急に視界が開ける。武尊山の山頂も見えるようになる。が、雲行きが怪しい・・・

武尊山山頂 (標高: 2,158m)

ハイマツで覆われた稜線を進むと、やがて武尊山山頂、標高2,158.3メートルに到着!数分おきにガスと晴れ間を繰り返す天気。武尊山山頂は360度の大パノラマが楽しめるとのことだが、南側のガスは消えず、景色を拝むことはできなかった。。

武尊山山頂から北方面の展望をお楽しみください
武尊山山頂から北方面の展望をお楽しみください

稜線

ガスは完全には晴れてくれず、武尊山の全容も分からずじまいだったが、時折見えるこの中ノ岳方面への稜線が、何ともいい感じだった。

至仏山&笠ヶ岳

武尊山から一番目立つのが、明日登る至仏山(中央)と笠ヶ岳(左手前)明日も楽しみだ!

感想

朝はほぼ快晴だったのですが、途中からだんだん雲が出てきて、山頂に着いたときにはほぼガスの中といった感じでした。それでも、晴れた瞬間に見える北側の景色だけでも、十分満足することができました。できれば、武尊山の全容は確認しておきたかったですが、次に来た時の楽しみにしておきます。

駐車場の向かいを降りていくとと、裏見ノ滝を見ることができますが、滝の裏へのコースは通行止です。ただし、裏見ノ滝を表から見る展望台があります。この日は、大雨の後だったため水量も多く、すごく迫力があったのですが、、、残念なことに写真が撮れていませんでした。。

参考情報

駐車場は30台ほど止めることができます。トイレもあります。

その奥の駐車場までは、セダン車は行かない方が無難です。

鎖場は、ほとんどハシゴ場といった感じでした。鎖だけなら結構危険な岩場ですが、ハシゴを使えば初心者の方でも慎重に上り下りすれば大丈夫かと思います。