ぷらっとトラバース 第66座

荒船山

( あらふねやま) 1,423m 関東百名山 日本二百名山
群馬県甘楽郡下仁田町
要塞のような圧倒的迫力の艫岩を登る
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 麓より見上げた艫(トモ)岩)

登山記録

登山日 2016年4月23日(日)
天気 曇り
駐車場 内山峠駐車場
コース 登山: 内山峠(8:05)⇒ 鋏岩修験道場跡(8:40)⇒艫岩(9:15)⇒荒船山山頂(経塚山)(9:40) / 1時間35分(CT 2時間25分)
下山: 荒船山山頂(10:00)⇒艫岩(10:20)⇒鋏岩修験道場跡(11:00)⇒内山峠(11:20) / 1時間20分 (CT 2時間05分)
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写真 内山峠から荒船山最高峰経塚山へ

内山峠 (標高: 1,060m)

荒船山への登山口は何箇所かあるが、最もポピュラーな内山峠を選択。国道254号線から少し細い道に入った所に20台ほどのスペースの駐車場があります。私が着いた8時前頃は2台ほどでしたが、下山した時には駐車場にあふれるほどの車が止まっていました。
すぐ奥が登山口です。登山口にはクマに注意の看板があります。クマ鈴は準備しておきましょう。

ミツバツツジ

登山口を入ってしばらくはゆるやかな上り。10分ほどすると、ミツバツツジが咲いていました。雨に濡れて、キレイですね。

滑りやすい斜面

少し進むと階段と、ロープのある滑りやすい斜面が現れます。この日は雨の後だったため、かなりズルズルとすべりました。ロープや木の根を頼りに、慎重に登りました。

鋏岩修験道場跡 (標高: 1,200m)

少し急なアップダウンを超えると、少し開けた所につきます。昔は、修行のための道場があった場所だとか。何となく雰囲気のある岩ですね。
荒船山へはこの岩の右側を巻くように登ります。少し登った所に、湿った場所があり、たくさんお花が咲いていました。

荒船山のお花たち
荒船山のお花たち 荒船山のお花たち 荒船山のお花たち 荒船山のお花たち 荒船山のお花たち 荒船山のお花たち

一杯水

さらにしばらく進むと、一杯水と呼ばれる湧き水が流れる場所に着きます。荒船山登山者は昔からここで必ず一杯口にしたということですが、岩が滑りやすそうなので水は口にしませんでした。。

最大の難所

一杯水の先は、階段や岩場が現れ、このコース最大の難所となります。中でも、この写真の場所は、手がかり・足がかりが弱く、少し登りにくい箇所。ロープを頼りに(でも頼りすぎずに)注意して登りましょう。

艫(トモ)岩...(標高: 1,350m)

難所を過ぎると急に穏やかな道となり、まもなく艫岩の上に到着します。
が、この日は完全にガスの中・・・

断崖絶壁!?

晴れていれば断崖絶壁の上からの浅間山・妙義山などの展望を楽しむことができるらしいのですが、この日はかろうじて近くの岩が見える程度でした。これを一番楽しみにしていただけに少し残念。

避難小屋

艫岩のすぐ先に避難小屋がありますが、かなり老朽化が進んでいる様子。トイレもありますが、あまり期待しない方が良いかもしれません。。

平坦な道

最高峰の経塚山へは、しばらく森の中の平坦な道を行きます。途中、相沢星尾からのコースと合流します。

最後の登り

星尾からのコースとの合流の先は、経塚山への最後の登りとなります。木の根が出ていて、少し登りづらいですが、まぁ問題ないでしょう。
そして、ここを登りきると、、、

荒船山山頂(経塚山、標高: 1,423m)

荒船山の最高峰経塚山、標高1,423メートルに到着!ヤッホー!!と叫びたいところですが、周りには気に囲まれており、あまり展望はない場所。しかも、山頂の割には狭く、登ったぞ~!という感慨はあまり湧いてこない。あっ、ついちゃった。。。って感じ。山頂の標識もはっきりしたのが無くて、後から来た方も、ここはどこ?えっ、もう山頂着いたの?と言っておられました。。

ダンコウバイ

山頂に咲いていた黄色い花はダンコウバイ。まさに一服の清涼剤ですね~。
少し休憩して、下山開始。山頂でこの一瞬だけは晴れていたのですが、下山中は天気は晴れず、結局眺望は楽しめないままでした。。

艫岩

が、下山途中からだんだん晴れてきて、下山後に車で道をしばらく下って行くと、艫岩見えた~~!今山頂にいる人は、いい景色楽しんでるんだろな~。。。またしても、登山あるあるでした。

感想

あの大迫力の艫岩からの絶景を期待したのですが、この日は残念な結果となりました。。

でも、道は変化が多くて、それなりのスリルも味わえる場所もあり、お花もありと、天気さえ良ければ楽しい登山道だと思います。

参考情報

内山峠登山口にはトイレがありません。他で済ませておいてください。駐車場は休日にはいっぱいになるようです。8時頃だとまず問題ないと思われます。

危険な箇所は無いと思っていましたが、ザレた滑りやすい斜面や岩場もあり、慎重に進む必要があります。

経塚山への最短ルートは、西側の荒船不動尊からのコース。公共交通機関であれば、北東の三ツ瀬登山口からのコースがよいようです。