ぷらっとトラバース 第96座

金時山

( きんときやま) 1,212m 関東百名山 日本三百名山
神奈川県南足柄市、足柄下郡箱根町、静岡県駿東郡小山町
箱根外輪山に突き出た富士展望台
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 金時山山頂から望む富士山)

登山記録

登山日 2017年02月26(日)
天気 晴れ
駐車場 公時神社駐車場
コース 登山: 公時神社駐車場(6:30)⇒公時神社分岐(7:10)⇒金時山(7:25) / 55分 (CT: 1時間50分)
下山: 金時山(7:50)⇒公時神社分岐(8:00) (⇒明神ヶ岳へ縦走) / 10分 (CT: 30分)
next 縦走で明神ヶ岳

山の紹介

金時山は箱根外輪山の最高峰。外輪山の中でも一際目を引く尖った形から、猪鼻山とも呼ばれます。童話金太郎の舞台となった山とされ、その主人公坂田金時の名前を取って、金時山と呼ばれるようになったそうです。

山頂からは大きく展望が広がり、箱根と富士山の素晴らしい景色を眺めることができます。

写真 公時神社より金時山へ

公時神社駐車場(標高: 700m)

金時山への登山口はこの駐車場の場所から。バス停の金時神社入口をちょっと奥に入ったところです。駐車場の奥にトイレがあって、その左脇の階段が登山口になっています。

ちなみに、バス停は金時神社入口ですが、神社の正式名称は公時神社のようです。


公時神社

登山口を少し入ったところに、この公時神社があります。安全祈願して先に進みましょう。

登山道

しばらくは、杉並木の間の登山道が続きます。箱根っぽい道で雰囲気ありますね。

金時宿り石

林道を横切ってさらに少し登るとこの大きな岩が現れます。金時宿り石と呼ばれる岩で、その昔、金太郎と母とが暮らしていた岩なのだとか。。。岩がころばないように、登山者がつっかえ棒を置いていくようですね。

急登

金時宿り石の先は、しばらくなだらかな道が続きますが、やがて急登となります。段差の大きな階段、木の根などが出てきます。慎重に進みましょう。

公時神社分岐 (標高: 1,040m)

展望のない登山道が続きますが、急登を登りきると少し開けたこの分岐点。金時山山頂はここを左折

つづく急登

分岐の先も急登が続きます。ちょっとした岩場も出現。それほど危険ではありませんが、登山経験の浅い方は慎重に。

金時山山頂(標高: 1,212m)

急登を登りきると金時山山頂、標高1,212メートルに到着!

途中の登山道からはあまり展望は得られませんが、山頂に着いた瞬間に正面に富士山どーん!!!


金時山山頂からの大パノラマ: 箱根山~芦ノ湖~愛鷹山~富士山~南アルプス
金時山山頂からの大パノラマ: 箱根山~芦ノ湖~愛鷹山~富士山~南アルプス

富士山&南アルプス

近いとあって、さすがの富士山の絶景です!もう説明は不要。
その右後ろには、南アルプスの北岳、甲斐駒岳の姿も。

箱根山

南側に目を向けると箱根山。2017年2月時点で噴火警戒レベル1で、中腹の大涌谷からは噴煙がモクモクと上がっています。周辺約700メートルは入山規制中です。

金時山を後にして、外輪山を東へ明神ヶ岳へと向かいます。


感想

実は、金時山に登るのはこれが3度目だったのですが、今まで2回はどちらも曇って展望なし。3度目の正直で素晴らしい景色を見ることができました。

登山口から標高差500メートルほど。短時間で山頂に立つことができる割に、絶景が楽しめるお得な山です。

参考情報

公時神社の無料駐車場は15台ほどの駐車スペース。自分の到着した6時過ぎでほぼ満車状態でした。その周辺にも駐車スペースはありますが、有料の駐車場となっています。

特に危険な箇所はありませんが、段差の大きな岩・木の根が数か所ありますのでは少々ご注意を。