ぷらっとトラバース 第76座

秩父御岳山

( ちちぶおんんたけさん) 1,080m 関東百名山
埼玉県秩父市・秩父郡小鹿野町
単調な登山道の先に待つ大パノラマ
体力 :
難易度:
満足度:
(写真: 秩父御岳山山頂)

登山記録

登山日 2016年6月3日(金)
天気 晴れ
駐車場 三峰口駅前駐車場
コース 登山: 三峰口(12:45)⇒タツミチ(14:25)⇒秩父御岳山(15:00) / 2時間15分(CT 3時間)
下山: 秩父御岳山(15:20)⇒タツミチ(15:40)⇒三峰口(16:45) / 1時間25分 (CT 1時間55分)
next 翌日両神山

山の紹介

秩父御岳山は木曽御嶽山と同じく、普寛上人が開山した信仰の山。以前は、普寛上人が祀られる普寛神社から直登する登山道が一般的だったようですが、現在その登山道は崩壊のため廃道。秩父鉄道の終点三峰口からの登山となります。

写真 三峰口より秩父御岳山へ

秩父鉄道三峰口駅 (標高: 320m)

秩父御岳山登山の起点は秩父鉄道の終点三峰口駅。遠くには武甲山。都会の駅と違って、何とものどかでいいですね~。
駅の隣に広い駐車場があり、一部を観光客用に開放しています。駅の改札にて料金520円を払って、チケットをフロントガラス付近に置いておきます。
そして、山へGo!

白川橋

三峰口駅の少し西側にかかる白川橋。橋からの標高差があって、非常に眺めが良い橋。水も綺麗で、こういう景色は大好き!

贄川宿

登山口のあるのは、贄川宿というあたり。ここでも熊が出没か・・・ここは奥に進みます。

登山道入口

少し先に、登山道の入口があります。ここを左に入ると登山道。

登山道

脇に墓がある道。登山道はまっすぐ林の中を登っていきます。

一番高岩

途中、登山道の脇にあるのが、一番高岩(たかや)という岩の上の天然の展望台。川の向こうに武甲山、いい眺めですね。
ちなみに、この先に二番高岩もあり、同じような景色を楽しむことができます。

御岳山遠し

二番高岩の先は、緩やかで少し単調な登りが続きます。秩父縦走の後ということもあり、疲れからか正直飽きてきました。。
途中の林の間から御岳山らしき山が見えましたが、まだまだ遠い。

タツミチ (標高: 850m)

第二高岩から、展望もなく、道もあまり変化のない中、1時間ほど歩くと、ようやく分岐の指導標が現れた。ここが、タツミチというところ。ここは左にほぼ垂直に曲がります。

森の中の急登

あいかわらずの森の中。山頂に近づくにつれ、道は次第に斜度を増していきます。滑りやすく、少し崩れかけた箇所もあるので少し注意。
しかし、あいかわらず展望なし。日も差さずに暗い登山道。・・・なんだかいやな予感。。。

分岐点

南の大滝方面からの分岐点。もう山頂は近いはずだが、相変わらず展望無し。このまま山頂でも展望がなかったら・・・

秩父御岳山山頂(標高: 1,080m)

そして、秩父御岳山山頂、標高1,080メートルに到着!
山頂には、信仰の山らしく、祠と鐘。賽銭箱もあり^^;
そして、山頂は明るいぞ!

大パノラマ

そして、不安を見事に裏切って、山頂の祠の裏から大パノラマ!

秩父御岳山からの大パノラマ
秩父御岳山からの大パノラマ

白石山(和名倉山)

山頂からは、奥多摩から奥秩父の山並みがみごと!特に目立つのは白石山(またの名を和名倉山)。どっしりとした山。これも関東百名山でそのうちに登ることになるはず。

両神山

そして、翌日登る予定の秩父の異端児両神山。ギザギザとした稜線がたまりませんね。明日も楽しみ!
パノラマを満喫して下山開始。急な道ではないが、膝痛が激しくなり、ペースを上げることができなかった。少し日も傾き暗くなりかけたが、無事日のあるうちに下山。
下山後は温泉で体を癒して、翌日の両神山へ!

感想

単調な登りが続きますが、山頂からの眺めはなかなかの物でした。また、第一、第二高岩からの秩父方面の景色もとても綺麗です。

秩父縦走とこの御岳山とで累積標高差は約2,000メートル。さすがに疲れました。。。

参考情報

駐車場は、秩父鉄道脇の広い駐車場の一部を観光客にも開放しています。駅の改札で料金520円を払って、受け取ったチケットをフロントガラス付近に置いておきます。トイレは駅にあります。

落合の普寛神社から直登する登山道は、現在は崩壊のため廃道落合、もしくは強石から、杉ノ峠を経由して登るルートがあります。北側の古池から登ってタツミチで合流するルートもあります。