登山記録
登山日 | 2016年6月3日(金) |
天気 | 晴れ |
駐車場 | 一の鳥居駐車場 |
コース |
登山: 小持山(9:10)⇒シラジクボ(9:35)⇒武甲山(10:10) / 1時間分(CT 1時間30分) |
下山: 武甲山(10:25)⇒一の鳥居(11:20) / 55分 (CT 1時間55分) |
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山の紹介
秩父のシンボルとも言われる武甲山。石灰岩から成る北側斜面はセメントの原料として大きく削り取られていますが、それが逆に特異な雰囲気を醸し出しているようにも思えます。
秩父の中心地にある秩父神社の神が宿る山とされ、山頂付近には御嶽神社もある信仰の山です。
この日は、一の鳥居を出発して武川岳、大持山と関東百名山2座を踏破。そのまま縦走で3座目の山頂を目指します。
写真 小持山より武甲山へ
小持山からの『裏武甲山』
武川岳、大持山、小持山と順調に縦走。山頂からはなかなか眺望が楽しめないと、少し不満に思っていたところ、小持山山頂の片隅から見えたのは・・・
武甲山!。岩肌が大きく削り取れれた秩父市中心から見る武甲山とは印象が大きく違います。元々はこんなに緑が濃く、自然豊かな山だったんですね。でも、裏から見てもみごとな錐状の立派な山です。
不親切な指導標
この指導標は非常に不親切。武甲山へは右側の道を下ります。
あやうく、左側の道に行きそうになりましたが、よくよく見ると武甲山ではなく武士平。しかも山と高原地図では破線ルート。この裏側に、武甲山に至るの文字があるのですが、なぜ、もっと目立つ場所に書かないんだろう。
シラジクボ (標高: 1,088m)
小持山からの下りで、少し迷いそうになる箇所がありました。踏み跡が無くなる・通るのが困難な道が現れたという場合は、まずは明確な登山道まで引き返して、他にルートがないかを確認してください。
少し急な斜面を下りた所が、シラジクボという峠。由来は白地窪なのだろうか?少なくとも、ここは石灰岩は見えず白い所ではありません。。
ひと息
シラジクボからは武甲山に向けてやや急登の坂を登り返し。途中、一人に抜かれてしまいました。しかも、追い越されてからぐんぐん引き離される。まだまだ修行が足りない。。。
少し開けた場所があったので少し休憩。この辺りから武甲山の山頂にかけて、だんだんとお花が多くなります。
裏参道への分岐
急登を登りきると分岐点に出ます。左側は裏参道と呼ばれる道です。ここまで来ればもう山頂は近い!
御嶽神社
御嶽神社。山頂付近にしては立派な神社です。
日本武尊が東征した際に、山頂に武具を埋めて関東鎮護としたのがこの神社の由来とされているそうな。
第2展望所
途中第2展望所というのがありますが、工事現場みたいに柵が張り巡らされていて、あまり趣がありません。
武甲山山頂 (標高: 1,304m)
そして、第1展望所が、武甲山山頂、標高1,304メートル!
条件がよければ浅間山、赤城山まで見えるそうですが、この日は梅雨前の時期とあって、あまり遠望はききませんでした。でも、ここから見下ろす秩父の町並みはとても素敵な町のように思えます。
写真 表参道を下って一の鳥居へ下山
下山開始
武甲山での展望を楽しんで下山開始。御嶽神社の少し下に 表参道生川へという指導標があります。表参道なので、ここを登ってくるのが本来の参拝ルートなんでしょうが、下山のみに使わせていただきました。。
ちなみに、駐車場のあった一の鳥居が1丁目で、御嶽神社は52丁目。各丁目に石標があります。
表参道
表参道はこんな坂。それほど急ではありませんが、石がごろごろした道が続きます。
大杉の広場
すこし広くなったところが32丁目の大杉の広場というところ。確かに周りは杉の木だらけだが・・・
大杉
少し下ったところに、本来の大杉と思われる御神木がありました。残念ながら、もう枯れてしまったようです。
不動滝
18丁目の不動滝。樋がひかれてあって、この水が飲めるようになっています。この先もう少し下れば林道となります。
一の鳥居(標高: 518m) 下山完了
林道を歩いて駐車場のある
一の鳥居まで無事に下山!これにて秩父三座縦走も完了!
右側にある
「熊さんにお願い」の看板が、なかなかユニークで逆説的で面白い。
「あなたの住んでいる地域に、人が音を出しながら立ち入りますので どうか、襲わないようお願いします。」2016年6月19日に熊の目撃情報あり。ラジオ・クマ除け鈴を身に着けて登りましょう。
感想
秩父三座縦走を無事完了しました。適度なアップダウン、岩場や展望もあり、楽しい縦走となりました。
コースタイム7時間40分の所を休憩も含めて5時間で踏破。まずまずかな。。
参考情報
一の鳥居の駐車場は、平日にもかかわらず、下山した11時ころにはほぼ満車状態でした。表参道ですれ違った登山者の多いこと。やっぱり、秩父のシンボルは、登山としても人気の山なんですね!
西側から登山コースは裏参道と呼ばれるルート。こちらも人気があるようです。2016年6月17日、この裏参道のルートは落石の危険のため通行禁止とのことです。