登山記録
登山日 | 2016年11月26日(土) |
天気 | くもり |
駐車場 | (大倉駐車場) |
コース |
登山: 塔ノ岳(9:10)⇒(10:00)丹沢山(10:10)⇒不動ノ峰(10:55)⇒蛭ヶ岳(11:45) / 2時間35分(CT 3時間40分) |
下山: 蛭ヶ岳(12:00)⇒不動ノ峰(12:45)⇒丹沢山(13:20)⇒塔ノ岳(14:15) / 2時間15分 (CT 3時間) |
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山の紹介
蛭ヶ岳は丹沢の最高峰。周りに遮るもののない山頂からは360度の大パノラマが・・・
先に登った塔ノ岳からの縦走。2日前の積雪のおかげで、雪山の山行となりました。
写真 塔ノ岳から丹沢山を経て最高峰蛭ヶ岳へ
塔ノ岳より丹沢の峰々 (標高: 1,491m)
この日は朝一で大倉尾根から
塔ノ岳に登り、そのまま
蛭ヶ岳に縦走しました。写真は、塔ノ岳から丹沢山地北東方面の景色。右から2番目の一番高いピークが目指す
蛭ヶ岳。左側の丸いピークが
檜洞丸。こちらも、近いうちの登る予定の山。塔ノ岳山頂にある尊仏山荘の脇を通って、まずは北側にある
丹沢山を目指します。この先の雪に備えて、
軽アイゼンを装着。
雪景色
塔ノ岳の先は、それまでの喧噪は嘘のように静かな山の中。雪もたくさん残っていて、すっかり冬山の景色でした。ここからは、アイゼンは必須の状況で、塔ノ岳で装着しておいて大正解でした。ただし、雪は十分に踏まれていて、アイゼンさえあれば、歩くのに問題の無い状態でした。
富士山
塔ノ岳から丹沢山へは、稜線上を北に進みます。両側は林になっている部分が多いですが、ときおり展望が開ける箇所があります。東側にはここからも富士山!多少雲が出てきたものの、まだまだ美しい。
関東平野
西側に関東平野。ちょっとガスがかかってはいますが、下を見下ろす景色は本当に気持ちがいいです。
丹沢山山頂 (標高: 1,567m)
多少のアップダウンはあるものの、雪道を快適に進んで丹沢山山頂に到着。だいぶガスってはきたものの、ここからも富士山を眺めることができました。蛭ヶ岳は、ここから西側に折れます。
蛭ヶ岳へ
蛭ヶ岳方面はますます雪も多くなり、踏み跡も少なくなります。無事にたどり着けるのか少々不安になりましたが、こちらに戻ってくる人がいらっしゃったので話しをしたところ、蛭ヶ岳まではちゃんとトレースがあって、それを辿れば大丈夫とのこと。天気予報でも、天気が急に悪くなることはなさそうだったので、安心して先へ進むことができました。
不動ノ峰休憩所
丹沢さんからはいったん標高差100メートルほど下ります。そこから100メートルほど登り返した所にテーブル・ベンチのある不動ノ峰休憩所。ただし、雪まみれ・・・だんだん周りはガスも増えてきたため、ここでは休憩せず先を急ぎました。
不動ノ峰 (標高: 1,614m)
少し先に不動ノ峰。一応ピークではありますが、展望もなく、広場もなく、山頂という雰囲気ではありません。
鬼ヶ岩の下り
不動ノ峰からは、しばらく穏やかな道(と言っても完全なる雪道)ですが、やがて鎖場のある最大の難所鬼ヶ岩の下りとなります。ここがどういう状態なのかが一番不安でしたが、鎖とは少し離れた所に歩きやすいトレースが付いていて、鎖を使うよりむしろ楽に降りることができました。
鬼ヶ岩全景
無事鬼ヶ岩を下りきって振り返った風景。上の2枚の岩が鬼の角っぽい感じを醸し出しています。雪のおかげか、逆に怖さを感じないまま無事に通過。ここからは、蛭ヶ岳への最後の登り。
蛭ヶ岳山荘
登りは標高差にして150メートルほどですが、それほど急な坂ではありません。が、雪はさらに深くなります。逆に雪から岩が露出している所もあり、アイゼンで引っ掻く感じが少々不愉快。
慎重に登ると、蛭ヶ岳山荘。小屋の左脇を通り抜けて、、、
蛭ヶ岳山頂 (標高: 1,673m)
丹沢最高峰峰蛭ヶ岳山頂、標高1,673メートルに到着!、少し前から予想はしていたけど、やはり周りは真っ白。本来なら、素晴らしい展望が見られるらしいのですが・・・
しばらく待っても天気が回復する様子はなく、逆に天気は下り坂の予報だったためやむを得ず下山。丹沢山、塔ノ岳と来た道を戻りました。実は、塔ノ岳まで戻って来た時には、蛭ヶ岳が綺麗に見えていましたとさ。。。(登山あるある)
感想
残念ながら、蛭ヶ岳の山頂は真っ白で景色を楽しむことはできませんでしたが、雪の中山頂までたどり着けたことに、充実感いっぱいでした。
実は、この日が雪山デビュー。それにしは、よく頑張ったと。
参考情報
さすが、人気の丹沢とあって、積雪の2日後にはもう丹沢奥深くの蛭ヶ岳まできちんとトレースが付いてあり、アイゼンさえあれば問題なく登れる状態でした。鬼ヶ岩の岩場以外は特に危険な箇所はありません。あとは体力勝負。ただし、天候の悪化にはご注意を。