登山記録
登山日 | 2015年10月4日(日) |
天気 | 晴れ |
駐車場 | 高峰高原ビジターセンター駐車場 |
コース |
登山: 車坂峠(10:40)⇒トーミの頭(11:35)⇒黒斑山(11:45) / 1時間05分(CT 1時間40分) |
下山: 黒斑山(12:05)⇒トーミの頭(12:20)⇒車坂峠(13:00) / 55分 (CT 1時間15分) |
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写真 車坂峠より浅間山外輪山の黒斑山へ
車坂峠登山口 (標高: 1,973m)
黒斑山への登山口は、車坂峠という所。南の軽井沢方面からのアプローチが一般的だと思うが、
浅間隠山から移動するには、カーナビ様曰く北側からの方が近いようだ。ただし、、、約6キロほどの
ダートの道がある、なんてことはナビ様は教えてくれない。とはいえ、
皇海山のアプローチほどの悪路ほどではない。
分岐!?
登山口を入るとすぐに分岐がある。が、、、ここで、また地図を落としてしまったことに気づいた。。。(「また」というのは、先日の仙ノ倉山の出来事があったため)しかも何の道標もなし。
行きは、表コースという眺めのよいコースを登るはずだったのだが、何となく左側に入ってみたところ、、、
道標
10分ほど歩いたところでこの道標が・・・中コースという、下りに使うはずの道に来てしまっていた。。。引き返す時間ももったいないので、このまま進むことにしたが、、、それはそれでもったいないことをした。。
中コース
中コースはアップダウンが少なく、急登もない、比較的おだやかなコースではあるが、ところどころ、こういったガレのやや急な登りがある。とはいえ、特に危険な訳ではない。坦々と先に進む。
表コースと合流
開けた所に出ると、そこが本来登るはずだった表コースとの合流地点。浅間山の一部も見えて、非常に眺めがよい場所ではあるが、本当の素晴らしい景観はもう少し先!
ガレの急登
合流地点の先は、ガレの急登となる。それほど危険な箇所ではないが、経験の浅い方は慎重に。
トーミの頭 (標高: 2,325m)
ガレを登り切ったところがトーミの頭と呼ばれる、小さなガレのピーク。浅間山が正面に見え、この時点で既に絶景!私も、周りの人も「凄い!」を連発していたが、とりあえず、少し先の黒斑山へ向かう。
分岐
トーミの頭を少し下ると、この分岐に出る。右に曲がると、浅間山の麓へと下りる草すべりと呼ばれるコース。ここは見てるだけで恐ろしくなるくらいの急な下りであった。黒斑山へはまっすぐ進む。
マツムシソウ
黒斑山は花の百名山でもあり、夏は高山植物も豊富なのだそうだが、秋のこの季節に咲いている花は少なかった。黒斑山への登りの途中に一輪だけマツムシソウを見つけることができた。
黒斑山山頂(標高: 2,404m)
トーミの頭からは、10分ほど緩やかに登ると、意外とあっけなく、黒斑山山頂、標高2,404メートルに到着!
ここからも浅間山は真正面に望むことができる。
浅間山
外輪山のピークである黒斑山からは、とにかく浅間山の姿が素晴らしいのである!足元から、いったん急に切れ落ちたところが浅間山の麓で、そこからどっしりとそびえる浅間山!
さらに、山頂付近の無機的な黒い山肌と、麓の緑、さらには黄色に色づき始めた紅葉とのコントラストも非常に美しい!この素晴らしさを言葉や写真で伝えることは私にはできないようだ。「とにかく登ってくれ!そうすれば絶対に分かる!」
浅間山火口
ズームで浅間山火口を捉えた。この瞬間も噴煙を上げており、火山灰や火山岩が堆積していることも分かる。右側のピークは、一般的に浅間山山頂とされる前掛山だが、2015年10月現在は火山活動に伴う通行規制によりそこまで登ることはできない。
黒斑山の山頂より少し手前の所に火山活動観測の設備があり、その付近からの眺めが、最も雄大であると思った。最後に、外輪山まで含めた浅間山の勇姿をご覧頂きたい。
感想
浅間山の外輪山の最高峰である黒斑山ですが、迫力満点の浅間山を真正面に望む、まさに『絶景』と言える風景を楽しむことができます。
山頂付近のの無機的な黒い山肌と、麓の緑と黄色に色づき始めた紅葉とが、美しいコントラストを見せてくれました。
あまりに迫力のある、あまりに美しい絶景に、文句なしの星5つです!
参考情報
駐車場は登山口の向かいの高峰高原ビジターセンターのほか、少し北にはアサマ2000スキー場の広い駐車場があります。
中コースのガレ場の登りや、トーミの頭前後の岩場は多少危険を伴いますが、慎重に歩けば問題ないでしょう。
2015年10月現在、浅間山は噴火警戒レベル「2」で、山頂付近の前掛山などは立ち入り禁止となっています。現在、浅間山周辺で登頂可能な最高峰は、この黒斑山となっています。