先日紹介した春の妖精セツブンソウは白い花ですが、それに対して黄色い花をつけるキバナセツブンソウという花があります。もともとは日本にはなかった花らしいのですが植物園などでその姿を見ることができます。
キバナセツブンソウの基本情報
キバナセツブンソウ(黄花節分草)の基本情報です。
学名 | Eranthis hyemalis |
分類 | キンポウゲ科 セツブンソウ属 |
花の色 | 黄色 |
花びらの枚数・形 | 6枚 |
花期 | 2月~3月 |
花径 | 2cm~3cm |
高さ | 5cm~10cm |
生育する場所 | 平地 |
生育する地域 | (日本では栽培のみで生育する) |
キバナセツブンソウの特徴
節分の時期に花が咲き始めるセツブンソウ。一般的なセツブンソウが白い花であるのに対して、の黄色い花であることがその名の由来です。本来は日本の花ではなく、ヨーロッパ原産の花であることから、ヨウシュセツブンソウ(洋種節分草)とも呼ばれます。
セツブンソウと同じくキンポウゲ科セツブンソウ属の花でよく似た形の花ではありますが、単に花が黄色いだけでなく、セツブンソウとは異なった特徴がいくつかあります。
- セツブンソウは花びら(実際はガク)が5枚であるのに対して、キバナセツブンソウは花びらが6枚ある。
- キバナセツブンソウの花は直径3cmほどで、セツブンソウ(直径2cm)よりもやや大きい。
- セツブンソウは横向きに花をつけるのに対して、キバナセツブンソウは上向きに花をつける。


キバナセツブンソウが見られる場所
セツブンソウを見て可愛いと思った方は、ぜひキバナセツブンソウも見に行きましょう!ただし日本では栽培でしか育たないため、見られるのは植物園や公園などになります。
神奈川県相模原市 城山かたくりの里
神奈川県相模原市にある庭園で、神奈川の花の名所100選にも選定されています。私有地だそうですが、カタクリが咲く3月~4月に一般公開され、開園期間中はとても賑わっています。カタクリ以外にも早春の花が非常にたくさん咲いていて、花好きの人にとってはなかなか前に進めなくほど楽しい場所です。このページの写真もこの場所で撮影しました。
ホームページには見頃の花も掲載されているので、お出かけ前にチェックしてください。
住所 | 神奈川県相模原市緑区川尻4307 |
アクセス | 開園期間中は JR/京王電鉄 橋本駅南口からの直通バスあり 圏央道相模原ICより約10分(駐車場あり) |
問い合わせ先 | 042-782-4246 |
ホームページ | https://www.katakurinosato.com/ |
埼玉県比企郡 国営武蔵丘陵森林公園
全国初の国営公園で、東京ドームの65倍の広大な土地に様々な環境の植物が栽培されています。
住所 | 埼玉県比企郡滑川町山田1920 |
アクセス | 東武東上線森林公園駅、JR高崎線熊谷駅よりバス 関越自動車道東松山I.C.より約10分 |
問い合わせ先 | 0493-57-2111 |
ホームページ | https://www.shinrinkoen.jp/ |
東京都小平市 東京都薬用植物園
薬用植物を収集、栽培している植物園とのことですが、それ以外にも多種多様な植物1,600種が栽培されています。
住所 | 東京都小平市中島町21-1 |
アクセス | 西武拝島線東大和市駅より徒歩2分 |
問い合わせ先 | 042-346-2663 |
ホームページ | http://www.tokyo-eiken.go.jp/lb_iyaku/plant/ |
気になる花を見つけたらこれで調べましょう。
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