ニリンソウを見に行こう!

ニリンソウの画像 山野の花

春に咲く人気の花ニリンソウを紹介します。

基本情報

まずは、ニリンソウ(二輪草)の基本情報です。

学名Anemone flaccida
分類キンポウゲ科 イチリンソウ属
花の色白 (まれに緑)
花びらの枚数・形5枚 (6枚以上の花もある)
花期3月 – 6月
花径2cm
高さ15cm – 20cm
生育する場所山地
生育する地域全国

ニリンソウの特徴

ニリンソウ(二輪草)は、3月から6月頃に咲くキンポウゲ科の植物。通常白い5枚の清楚な花びらをつけますが、花びらに見えるのは実はガクなのだそうです。

1本の茎から2輪の花をつけることからその名がつきました。2輪同時ではなく、1輪目が咲いたあと、少し遅れて2輪目が咲き始めます。受粉する機会が増えるように少し時差をつけて咲くのだとか。

同じキンポウゲ科イチリンソウ属には1輪だけ花をつけるイチリンソウと3輪の花をつけるサンリンソウがあります。ニリンソウも1輪や3輪の株もあるそうで紛らわしいですが、葉に白い斑点があるのがニリンソウの特徴です。

ニリンソウには、その他にもいろいろ変種があって、八重咲の花をつけるニリンソウもあります。最初見つけた時は一瞬イチゲかと思いましたが、近くにいた方にニリンソウだよと教わりました。

また、緑の花のニリンソウなんてのもあります。実は、私は見たことがなくて、この写真はTwitterのフォロワーのKさんから許可をいただいて掲載しています。一度見つけると、目が肥えて次々に見つかるのだとか。私も昨年はかなりの数のニリンソウを見たのですが、ついに発見することができませんでした。これを見つけると幸せになれるのだそうですよ。

ニリンソウの咲く山

ニリンソウは全国の山地に咲き、特に珍しい花ではありませんが、その中でもニリンソウで有名な山を紹介します。ニリンソウの広がる群落を見つけると幸せな気持ちになれますね。

茨城県 筑波山

春には山のあちこちにニリンソウが咲くようですが、特に裏筑波の女の川口付近や、男体山から少し下った自然研究路などに大きな群落があるそうです。

東京都 高尾山

1号路、6号路をはじめ、裏高尾、南高尾など高尾山周辺のさまざまな場所にニリンソウが咲きます。このページに掲載している写真も(緑のニリンソウ以外は)全て高尾山で撮影した物です。

長野県 上高地

日本を代表する山岳景勝地であり、北アルプスの槍ヶ岳・穂高岳の登山基地としても有名な上高地。有名な河童橋より少し奥の明神~徳澤~横尾の道沿いにたくさんのニリンソウが咲き乱れます。緑のニリンソウの写真を撮影された方も上高地で発見されたそうです。標高が1,500メートルと高いため、他の場所より少し遅い5月下旬頃が満開となります。

岐阜県 鳩吹山

岐阜県可児川市の鳩吹山の麓、大脇公民館の近くに天然のニリンソウ群生地があるそうです。

大阪府 金剛山

大阪府南部の名峰金剛山。山頂より北西側のカトラ谷のニリンソウの大きな群落があるそうです。見頃は4月下旬から5月上旬。

気になる花を見つけたらこれで調べましょう。

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