セツブンソウを見に行こう!

セツブンソウの画像 山野の花

セツブンソウは2月~3月の早春に咲き始める可憐な白い花で、別名「春の妖精」とも呼ばれる春を告げる代表的な花です。

セツブンソウ(節分草)の基本情報

学名Shibateranthis pinnatifida
科・属キンポウゲ科 セツブンソウ属
花の色
花びらの枚数・形5枚
花期2月 – 4月
花径2cm – 2.5cm
高さ5cm – 15cm
生育する場所平地, 山地
落葉樹林内の斜面など、石灰岩地を好む。
生育する地域関東地方以西

セツブンソウの特徴

セツブンソウ」は日本固有の植物で、節分の頃に花が咲き始めることからその名前が付いたそうです。ただし、実際には節分よりも後に咲き始める場合が多いようです。2月~3月の早春に花が咲くため別名「春の妖精」とも呼ばれ、フクジュソウと共に春を告げる花としても人気があります。

直径2センチ、高さ10センチほどの小さな花ですが、白い清楚な花びらと黄色の蜜腺・青の雄しべのコントラストがとても可憐で美しい花です。ただし、白の花びらに見えるのは実際は萼で、黄色の蜜腺が退化した花びらなのだそうです。

セツブンソウの自生地

セツブンソウは乱獲や自然破壊により花の数は減少しており、準絶滅危惧に指定されています。自生地は珍しくなってきているようですが、有名な自生地を紹介します。

栃木県栃木市 四季の森星野

住所栃木県栃木市星野町267
アクセスJR・東武栃木駅から栃木市営生活バス約40分 「星野新町」下車
東北自動車道 栃木I.Cから車で約20分
問い合わせ先0282-25-2356
ホームページhttps://www.tochigi-kankou.or.jp/spot/shikinomori-hoshino

関東地方よりも西側にしか咲かないセツブンソウは、この四季の森星野自生の北限とされています。ここの群生の規模は日本一とも言われており一度は訪れたい場所です。セツブンソウ以外にもロウバイ、梅、フクジュソウなどの山野草も見ることができます。

埼玉県小鹿野町 節分草園

首都圏からも近い埼玉県のセツブンソウ群生地です。 約5,000㎡の園地は自生地として日本有数の規模で、 満開時は雪が積もったかのように白い花々で覆われるそうです。

住所埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森堂上地内
アクセス西武秩父駅からバスで「薬師の湯」で乗り換え「堂上」にて下車
問い合わせ先
0494-79-1100 (小鹿野町観光協会 おもてなし課)
ホームページhttp://www.kanko-ogano.jp/archives/1567/

長野県千曲市 戸倉・倉科 セツブンソウ群生地

千曲市指定文化財(天然記念物)にも指定されている貴重なセツブンソウの群生地。「倉科の自然を守る会」・「戸倉セツブンソウを育てる会」の方々により現地管理・保護活動が行われています。

他の場所よりも寒冷地に位置することから開花時期も遅く、暖冬の2019年3月12日現在 見頃だそうです。

住所
アクセス戸倉:しなの鉄道戸倉駅より徒歩徒歩15分
倉科:しなの鉄道屋代駅より8Km
問い合わせ先026-261-3210 (千曲市歴史文化財センター)
ホームページhttp://www.city.chikuma.lg.jp/docs/2014040900044/

滋賀県米原市 大久保セツブンソウ生息地

近畿地方、滋賀県伊吹山の麓にあるセツブンソウの自生地です。開花期間中は臨時の駐車場も設置されます。

住所滋賀県米原市大久保845
アクセスJR「近江長岡駅」から湖国バス曲谷線で20分
北陸道「米原IC」から約20分
問い合わせ先0749-58-0906 (大久保地区推進委員)
ホームページhttp://kitabiwako.jp/spot/spot_18123/

広島県庄原市 総領町 節分草自生地

広島県にある日本有数のセツブンソウ自生地。公開期間中は春植物講座、写真講座などのイベントも開催されます。2019年は3月10日で公開を終了しました。

住所庄原市総領町下領家1-3
アクセス中国自動車道庄原ICから約15分
問い合わせ先0824-88-3050 (節分草インフォメーション)
ホームページhttps://shobara-info.com/season/861

セツブンソウが見られる植物園・公園

各地の植物園や公園でもセツブンソウが見られる場所はあるので、春の妖精を探しにちょっとお出かけしてみてはいかがでしょうか?

関東地方

中部地方

近畿地方

気になる花を見つけたらこれで調べましょう。

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