キバナカタクリを見に行こう!

キバナカタクリの画像 山野の花

春に咲くキバナカタクリの花を紹介します。先に取り上げたカタクリと同じくユリ科カタクリ属の花です。

キバナカタクリの基本情報

キバナカタクリ(黄花片栗)の基本情報です。

学名Erythronium americanum
分類ユリ科 カタクリ属
花の色黄色
花びらの枚数・形
花期3月~4月
花径4cm~6cm
高さ10cm~30cm
生育する場所(亜高山帯)
生育する地域全国(園芸)

キバナカタクリの特徴

日本の山野に咲くカタクリは普通は(まれに)い花ですが、このキバナカタクリはその名の通り黄色い花をつけるのが最大の特徴です。

本来はアメリカ・カナダの亜高山帯に分布する花で、そのためヨウシュカタクリセイヨウカタクリとも呼ばれます。日本には園芸用として持ち込まれたそうです。

カタクリとキバナカタクリは色が異なるだけでなく、よく見ると違った特徴があります。

  • カタクリは花径が3-4cmほどであるのに対して、キバナカタクリは4-6cmとやや大きい
  • カタクリは1つの株に1つしか花をつけないが、キバナカタクリは2,3個の花をつける
  • カタクリの葉には斑点があるが、キバナカタクリの葉にはない

また、キバナカタクリは球根が分かれて増える性質があり、カタクリよりも繁殖力が強いのだそうです。

カタクリ比較画像
カタクリ
キバナカタクリ比較画像
キバナカタクリ

キバナカタクリが見られる場所

キバナカタクリは日本では園芸の花として栽培されているため普通の場所には咲きませんが、植物園などで見ることができます。その中でも有名な場所を紹介します。

岩手県岩手郡/岩手町立 石神の丘美術館

野外彫刻美術館ですが、広い庭園にはたくさんの山野草が植えられています。「恋人の聖地」にも認定されているそうです。

栃木県栃木市/栃木植物園 大柿花山

日光連山の麓にある布袋ヶ岡城跡の自然を活かして作られたた植物園です。

神奈川県相模原市/城山かたくりの里

カタクリで有名な場所ですが、カタクリの花が咲き終わる頃に少し遅れてキバナカタクリも咲き始めます。

気になる花を見つけたらこれで調べましょう。

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